ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №6

SANSUI SP-4000

ホーンツィーターを奢った、サンスイのスピーカーです。

今まで聴いた印象はFR-16Aと同じく、可も無く不可も無くでした。

先ずは、いつも通りに2A3のシングルアンプとAH!!のCDプレーヤーで試聴しました。

アンプはFR-16Aを聴いていたので、ウォーミングアップは十分👍

出てきた音は、ショボイく平面的な音…これは、予め予測済み。3ウェイスピーカーですから、ある程度アンプの力は必要です。そこで💡

6L6GCのプッシュプルを準備!!  早速、音出しを試みました。

う~ん、どのジャンルの曲を鳴らしても、もう一つ何かが足りない(>_<)

低域もボンつきます…これも、予定どおり。

SANSUIはアンプでも有名でしたから、音決めはやはりトランジスタアンプだったのでしょう!!

「真空管」から「トランジスタ」へのバトンタッチ

取り合えず、オプトニカのアンプを準備して、早速試聴したところ(@_@)

SP-4000で鳴り始めました。

「清吾さん」のサックス🎷が、「ちはるさま」のピアノ🎹が、太く豪快に聴こえます。

このスピーカーは、トランジスタアンプ豪快JazzRockを聴くために造られたスピーカーだと思います。

しかし、店主の好みとは真逆です。

能率も93㏈と高いのに球で鳴らない…どうして???

JBLやALTECでクラシックは聴けませんか? そんなことはありませんよね。

再度、アンプをプッシュプルに戻し再度の試聴開始です。

そう言えば、アッテネーターがSP-4000には付いていました中域と高域に。また、「R」と「L」でユニット配置が異なります。先ずは、左右のスピーカーを振り替えて聴きました。

全く変わらず。今度は、スコーカーのレベルを上下させてみます。スコーカーのレベルを下げた時に、大変質の良い高音が聴こえると共に、延びの良い中低域がウーハーから聴こえました。

店主なりの結論を申し上げると、このSP-4000システムには16.5㎝スコーカー要らない

アルニコウーハー高品位ホーンツィーター2ウェイで十分であり、スコーカーが必要悪となっていると感じました。あくまでも、ショボイ店主の感想です。

定価49,800円のスピーカーシステム、当時の山水電気は収益の確保を優先したのでしょうか…。

先ほど、申し上げたとおりトランジスタアンプ豪快鳴るスピーカーです。この音色を好まれる方にはたまらないスピーカーでしょう。サランネットも大変、凝った作りになっています。

今回は、SANSUISP-4000を紹介いたしました。

次回もお楽しみに   (´_ゝ`)