ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №9

DIATONE  P610B+KB-610S

珍しいスピーカーの紹介です。皆さん、あまり知らないかな…。

ダイヤトーンのボックスキットにP610Bを入れたシステムと言えば良いでしょうか。

店主がまだ高校生の頃に発売されたキットです。同じ頃、P61O二発にコーンツィーターをプラスしたバックロードホーンのキットも発売されていました。

当店では、エッジ交換を行った「P610B」「KB-610S」に取り付けました。

フロアー型ですが、イスで聴くのでスタンドの上に載せてあります。

先ずは試聴です。使用した機器は、6L6GCPPといつものCDプレーヤーで聴きました。

今回も意地悪くJazzvocalから!!

四曲目のベースがとても心地良い。胴の響きが生演奏を聴いているようです。きっと箱の設計が良いのでしょう。

でもロクハンだから、2A3シングルも良いかなと午後からアンプを交換。

「ん~ン」、どうしてもvocalに癖がある。

先回、アンプとCD間の接続はアクロテックの6Nのままでした。アクロテックの6Nは、接続機器によって音に癖が出る場合があります。

ただ、汎用品のIXOSは解像度がもうひとつなので、PC-OFCのIXOS-1014に交換しました。

正解です。音のクォリティが上がりました。ベースとピアノは更にリアルな表現になったのですが、人の声がもう少し前に出て欲しい。

アンプやRCAケーブルが直接、音に表れるスピーカーなので、やはりケリーの300Bで聴いてみたくなりました。

少し「まったり」としたアンプの音色は「P610B」と相性が良いようです。

鳴り方が変わりました。アンプの交換は大正解です。

最後にリッキー・リー・ジョーンズのボーカルをお客さまと一緒に試聴。

お客さまから「P610Bがこんなに鳴るとは思わなかった!!」と驚かれていました。

まとめます!!

「P610B」を当時の価格でとらえると、入力機器やソフトの質をハッキリ音に表わす、とても敏感でCP比の高いフルレンジユニットだと思います。ただし、五十年余も前のユニットですから高域の不足は否めません。

きっと、この音色が好きな方には鳴らしきる喜びや感動を与えてくれるスピーカーになるでしょう!!

「SX-551」のように、もう少し音にと「濃さ」と「深さ」が欲しいところです…。

今回は「DIATONE」「P610B+KB-610SP」を紹介いたしました。

次回もお楽しみに   (´_ゝ`)