九月十七日(土曜日)の午後、三栄無線ファンクラブの三名さまがMockupへご来店下さいました。
今回は、励磁型スピーカー及び電源から、プリアンプに二種のパワーアンプ、専用電源をご持参されて
大、大、大試聴会となりました。
先ずは、Sさま所有の励磁型スピーカーから紹介いたします。
励磁型スピーカーとは、スピーカーユニットの磁気部を永久磁石の代わりに電磁石で駆動するものと、店主は理解をしておりまする。
別名は「フィールド型」とも、言うのでしょうか 👐
使用しているユニットは、な、な、なんと!!
ダイヤトーンのロクハン、最終限定モデルの「DB-610MB」を励磁型へ変更されたものでした。
エンクロージャーは特注品の後面開放型で、当初より奥行は狭めたそうです。
材料は集成材のようですね。
電磁石部を拡大ると (@_@)
本来は、アルニコマグネットがある場所に、直流励磁のコイルが巻かれているのが見えまする。
この励磁用コイルは、40℃まで温度が上昇するそうですから、密閉型エンクロージャーは使えませんね。
続いて、励磁用電源を見ます。
Sさま手作りの電源で、励磁電圧は6Vと伺いました。
この電源、トランスとチョークコイル代だけでかなりの値段となったとか…コンデンサーも高級品!!
製作時間は、一時間ほどで作られたそうですよ。
続いて、試聴用システムを紹介いたします。
CDプレーヤーは、MockupのAH!
アンプは (゜o゜)
プリアンプがNさま作製、三栄無線の「SP-500」!!
パワーアンプは「イシノラボ」の「MASTERS AU-900XG/B」!!
バッテリー駆動が選択できるMOSFETアンプです。
今回の試聴には、二台とも専用電源で駆動しました。
パワーアンプ用の12Vバッテリーはこれ (゜o゜)
電気家💡Nさまのものです。
真空管プリアンプも1.6KWhを誇る、今、はやりの「ポータブル電源」が使われました。
こちらも、電気家💡Nさま所有でございました。 m(_ _)m
先ず、最初に聴いたのは (@_@)
三栄無線の試聴室でも聴かれていたそうな!!!
「PARKER‘S MOOD」
Roy Hargrove(tp)
Cristian McBride(b)
Stephen Scott(p)
Sさまから「P610MBの音じゃないよ!!」と事前にアナウンスを頂いておりましたが…
確かに、このロクハン一発でJAZZ・TRIO演奏を再生するとは (゜o゜)
「ビックリ」( ゚Д゚)
と、言う言葉しかありませんでした。
ピアノの響板?響棒??や弦の響きは、まさに生演奏を聴いているようなスケール♬
トランペットも、チタン製ダイヤフラムのおかげもあり(推定)、吹く音が前へ飛び出してきます。
ベースも弦の響きに文句はありません。
店の外で音漏れを確認しましたが、テクニクスの平面スピーカー以上に音が外へ漏れていました。
電磁石は力持ちぢゃあ~空気を押す力があるのですね 👐
この組み合わせて聴いた励磁システムの音は
『キレの良い音』
店主の感想です。たとえるならば、ケンリックサウンドがYouTubeで流す、空気録音の音…
Sさま、すみません…表現が悪いかなぁ~
この頃に、少し遅れてYさまもMockupへご到着!!
おはぎをお土産に頂きました。👐 店主!! ヨモギが好き👍
この後、アンプを球に変えて聴きました。
Sさま所有の三栄無線の6BQ5シングルアンプ。
このシングルアンプの電源は、ホータブル電源から取ったような、取らなかったような…
MOSFETに比べると、ベースやピアノの低域が不足して聴こえ、中高域が目立ちます。
アンプによる、ダンピィングファクターの違いでしょうか。(ーー;)
ソフトは、JAZZやCLASSICと、Sさま持参のCDを聴かせて頂きました。
せっかくの機会ですから、Mockupからも試聴の提案を(/・ω・)/
皆さまにLM-011を紹介いたしました。(写真は以前のものです)
いゃあ~!! すばらしい音を奏でますた ♬
励磁型と真逆の音かもしれません。
Sさまから、LM-011の試聴に三栄無線の6BM8シングルへの変更が提案されます。
アンプの電源は、ポータブル電源へ接続!!
バイオリンとピアノのホール録音を聴きました。Sさまが一番好きなバイオリニストだそうです。
少し硬めな胴の響き、弦が弾かれる音、ホールの響き、ビアノの存在感…全く不足はありません。
とても自然な再生です。
途中、パワーアンプを「イシノラボ」のMOSFETに変えて聴いたところ、励磁型と逆転現象が起きました。
LM-011の低域が引っ込み、カサカサした音に変わってしまったのです。
な、何ででしょう???
ヤマハのNS-15も続けて試聴!! (写真は以前のものです)
「PARKER‘S MOOD」
全ての楽器が、あつ~く音を奏でて生っぽ~い。お酒が飲みたくなる鳴り方でした。
これは良質な電源と、Nさま作製によるプリアンプ「SP-500」が持つ、音をまとめ上げる力の高さだと思います。
長時間に渡り皆さまと楽しく、とても有意義な試聴をさせて頂きました。
ご来店頂きました三栄無線ファンクラブの皆さまに御礼申し上げます。
たくさんのお土産も頂き、ありがとうございました。
しかし、アンプとスピーカーシステムの相性だけは、鳴らして聴いてみなければ分からないものですね。
ここがオーディオの奥く深いところ。鳴らす喜びと、鳴らない苦しみ。
なおLM-011は、SANSUIつながりで、イシノラボのアンプもお持ちのYさまから、ご予約を頂きました。
音の良し悪しは、あくまでも個人の好みと、その方の耳特性と感度で決まるのでしょう。
最もステキなオーディオの楽しみ方は、心安らぐところで、大好きなアーティストの曲を、好みの鳴り方で聴いて「良いな~♬」と感じること。
店主は、そう思っています。
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