ビィンティージ国産スピーカーを聴く № 77Ⅲ

VICTOR   QSL-Z33

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本日で鳴らし始めて三日目。
中低域ユニットにパッキンを貼り付けてから、音のまとまりが非常に良くなり、音が前面に出て来るようになりました。
試聴機器は三栄無線の12BH7PPSA-520Ⅲアンプが、お嫁に行くことが決まり!!
急遽準備したのが…

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WATZ6BQ5シングルアンプ
CDのAH!は変わりなく、今回は、RCAケーブルを息子推薦のドイツ・ノイマンに変更!!

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電源ケーブルは、スピーカーケーブルと同じCANAREをチョイス 👐

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ノイマンは思っていた以上に解像度が高く、厚くて重心の低い音にビックリっす!!
CANAREも、これまで使っていたXLOより、シッカリとした音色でした。
試聴に入る前に、軽くJAZZを鳴らしていたら「ヒビリ」音に気が付き “(-“”-)”
パッキンが厚すぎたのか、ユニットの取付ビスが緩んでおり、両Chの、中低域ユニットの取付ビスを、マス締めといたしやした。
前日も6時間ほど鳴らしていましたから…

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先ずは、Cross Talk「白い森の音楽祭」から ♫

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シンプルな録音であるだけに、シンプルなアンプとの相性はグンバツ 👍
ピアノの弦の響きまでリアルに聴こえます。清吾サックスも、響きの良い会場で生っぽい音っす 👐
かなり大きな、バスレフ型のエンクロージャーで、25センチのウーハーが気持ちよく響きまます。
ダクト径は大きいが、ダクトはとてもみぢかいのだ  (/・ω・)/

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ある意味、バックロードホーンのようにも聴こえました。
ただ、イスに座って聴くと試聴位置が高く、見下げて聴く感じなので…

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スコーカーの位置に耳を合わせるために、店主は床に座りました。
イメージはこんな感じ っす(=゚ω゚)ノ

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全く、聴こえ方が変わりました。
大きな、大きな、シャボン玉の中に頭を突っ込んだ感じ。
店主の目前には、演奏会場が拡がります。
アッ!!と言うに寝てしまった店主は、疲れていたのでしょうか…  “(-“”-)”
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ビルエバンスもとても心地良く 👐
WVNTON  KELLV『ケリー・ブルー』は、今回のシステムにドンピシャでした。👍

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先ほどいらした、常連のお客さまも聴きながら、足先でリズムをとっていたほどです。
文句なしの、素晴しい「ボーカル」を聴かせてくれたのは、ケイコ・リーさん (@_@)

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ただ、少し苦手もありました。

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マイスター・ミュージックが、鳴らないのです “(-“”-)”

『録音がスピーカーと合わない…相性が悪いのです。』

と、ごまかそうとも思いましたが …

「音楽ソースで、スピーカーの得手不得手は無い!!」

が、店主の新年?じゃなくて、信念でもありますから‼️

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症状をまとめました 👐
・音像がハッキリしない
・ぼやけた音であり、ホール・トーンや奥行をあまり感じない
・当初からであるが、音が左に寄ってしまう
・ギター🎸はまるで、ツィーターだけで鳴っているよう
先ずは、目の前に置いてあるテーブルを脇に移動し、スピーカー前方の音道を確保!!

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はい👐  少しは、聴けるようになりました。
続いて、気になる音の偏りを探したのです。
まぁ~原因は球アンプしか、あーりませんね。
ボーリュームの「ゼロ位置」が左右で異なっていました。
左Chが下がっていましたので、六角レンチでボリュームノブ緩めて、取り付け位置を調整!!
下の写真は調整後の写真です。

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おおぅ!! ドンピシャ👍
センターに音圧がまとまりました。

さぁ~(/・ω・)/

最後は、ぼやけた音っすね。心当たりがありんす!!
ここっす!! (@_@)

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アンプの端子とRCAケーブルの清掃が未実施でした。

結果は (゜o゜)

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店主の初期的なミスでした。真っ黒に汚れていました。

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演奏が蘇りました!!

マイスター・ミュージックの録音は、端子の汚れで音が濁るほど、情報量が多いのでしょうね。
あまりにビックリして、最後はAH!CDプレーヤーの端子も磨き清掃完了です。
ここで、最初に試聴した
Cross  Talk「白い森の音楽祭」を再度試聴しました。

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もっと、もっと、スッキリした演奏となりました。
ピアノもサックスも情報量が増えましたが…
清吾サックスの高音がツィーターから出て来るのが、しっかり分かってしまい…”(-“”-)”
3ウェイの難点が見えて?聴こえてしまいました。

最後に疑問に思っていることを検証します。
下の写真はスコーカーのコーン紙の拡大写真!!

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続いて、AIWA・SC-61のウーハーのコーン紙を拡大!!

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そしてSaundeviceの、フルレンジのコーン紙

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同じ六角のプレス跡です。
そして、これはVICTORFB-5のウーハーのコーン紙。ホーレー社製かな。
ザル?メッシュ??を押し付けた後は、QSL-Z33と似ていました。

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プレス跡はアイデン(タモン)とVICTORとは全く異なっていたことで!!
この、VICTOR   QSL-Z33の各ユニットは、アイデン社製でないことが分かりました。

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まとめます。
4チャンネル用のモジュラーステレオのフロントスピーカーを三回に分けて紹介いたしました。
やはり、スピーカーシステムは、ほとんど進歩していないようです。
五十数年前のスピーカーシステムが、店内で、熱い音で、朗々と、鳴っているのを聴くと…
音楽を聴いて
「とても気持ちが良い!!」
「いつまでも聴いていたい!!」
スピーカーシステムには、年代や値段なんて関係ありませんね。
もっと大切なことは、スピーカーシステムをシッカリと鳴らしてあげることですよ~ 👍

※ 試聴はお早めに!! 店奥に片付けますから~👐

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次回もお楽しみに!!

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