ＤＥＮＯＮ ＳＣ－Ｅ２３２
ＳＣ－Ｅ２３２は以前から紹介しようと思っていましたが、今まで鳴らしきれていなかったスピーカーシステムのひとつでもあったため、少しためらっていました。
この№６１で紹介する気になったのは、以前ＤＥＮＯＮのＥシリーズがＭＯＳ－Ｆとの相性が良いことが分かったからです。
※ ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №２８ 参照
今回、試聴に入る前に店のシステムに大きな変化が現れていたので、少しだけ説明をせさせて下さい。
九月三日金曜日にエルビエントのオーナーが来店されシャッツグレーバーのアンプを試聴させて頂きました。
詳しくは「エルビエントのオーナーが来店されました!!」を読んで頂ければ幸いですが、その中で店主はこう書いています。
「…そして、とても不思議なことなのですが、シャッツグレーバーで鳴らした翌日は、アンプもスピーカーも換えたにもかかわらず、システムがとても素直な音で鳴るのです。
スピーカーケーブルがシャッツグレーバーのアンプによりエージングされたのかも？！ 原因は調査中!!」と
はい!! 実はこの時に鳴らしたスピーカーシステムが今回紹介するＳＣ－Ｅ２３２と、アンプが三栄無線のＭＯＳ－Ｆのパーワーアンプとプリアンプでした。
九月四日～五日と二日間、店内のＢＧＭで流していましたが、音がとても柔らかく聴こえるのです。
本日は、令和三年九月六日月曜日!!
原因が推定できましたので、お伝えしますね 👐
店主も写真を見て気付きました。下の写真をごらんください (゜o゜)
今までの写真では “(-“”-)”
ＭＯＳ－Ｆアンプの下に超薄型制振シートを敷いてあるのが分かると思います。
シャッツグレーバーのアンプはオーディオラックに直置きが前提だったので、この時に超薄型制振シートを取外したのです。
恥ずかしいことながら、今まで店主の頭の中には「制振」の頭しか無かったようです。
最近、イギリスのスピーカースタンドを使うことができました。
すべて金属製でメインの支柱を手でたたけば「カーン、カーン」と見事に鳴ります。
しかし、スピーカーシステムをスパイクの付いている天板に載せれば、見事に低域から高域までフラットに再生するのです。
店で使っているＪ１プロジェクトのスピーカースタンドの天板も樹脂製で、スピーカーシステムの鳴りっぷりは一番かもしれません…。
話をＳＣ－Ｅ２３２へ戻しましょう。
このスピーカーシステムのウーハーはワーフェデール製であることは知っていました。
確か、ワーフェデールのダイヤモンド４で同じ１２センチの低域ユニットが使われていましたから。
ツィーターも、きっとワーフェデール製でしょう…
試聴に入ります!!
Ｃｒｏｓｓ Ｔａｌｋの白い森の音楽祭から 👐
シャッツグレーバー製アンプの音がまだ耳に残っていますから、比較するにも良いソフトです。
ん～!? 三栄無線のＭＯＳ－Ｆも悪くない!!
七曲目の追憶のテーマ (The Way we were) はまるで、Ｃｌａｓｓｉｃの演奏を聴いているようです。
試聴しているとＬｃｈからプラスチックが振動しているような、嫌な付帯音が発生していることに気付きました。
ん～少し考えて、スピーカー端子を疑ったところ＋側の締め付けがかなり不足していました (゜o゜)
とても敏感なシステムになったようです…
店主実は、この記事を作りながらも試聴を続けています。
そして、またひとつ気付いてしまいました。
ラック内のＣＤプレーヤーの下にも超薄型制振シートを敷いていたのです。
早速、取り除いて七曲目の追憶のテーマ (The Way we were)を聴きました。
はは…”(-“”-)”
さらに繊細な表現になりました。
強いて言えばシャッツグレーバー製アンプに近づいたような (/・ω・)/
ここで、お客さまがご来店!!
一緒に試聴して頂いたところ「違いが直ぐに分かりましたよ」のお言葉を頂戴しました。
情報量が増えたのだと思います。ボリュームを上げる必要が無いのです。
ちゅうしん蔵の柔らかい響きの中で、ちはるピアノは生々しく!!清吾サックスとの前後関係も手に取るように分かるのです。清吾サックスの艶や響きも自然に聴こえましたよ!!
制振も部分的には必要でしょうが、今回は振動を生かした？振動を殺さない？？鳴らし方を学んだ気がします。
なお、ご来店のお客さまからＣＤ「白い森の音楽祭」をお買い上げ頂きました。
お客さまに感謝いたします👐 ちはるさん!! 清吾さん!! クロストークファンが増えましたよ (/・ω・)/
ショボイ店主の感想をまとめます。
ＳＣ－Ｅ２３２は、質の高いユニットを用いただけに楽器の質感までも表現します。
ただし、１２センチのウーハーですから溢れる低域までは期待できません。
小音量でも品のある音楽を楽しむ方には最適でしょう。
classicからJazzまで難なくこなしました。
ただし、良質のアンプで鳴らすことが前提になります。
今回は、店主のセッティングの甘さの紹介が中心となってしまいました…”(-“”-)”
最後に、ＤＥＮＯＮ ＳＣ－Ｅ２３２は、超お買い得のスピーカーシステムであることをお伝えしたいと思います !!
次回もお楽しみに♬
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