ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №22

今回は、本当にヴィンティージスピーカーの紹介です。店主と同い年くらいかな…(笑)

mockup NIKKA CS-60W

NIKKA  CS-60W

ナショナルのロクハン・フルレンジ「6PW1」一発を薄型エンクロージャーに入れたスピーカーです。

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試聴は2A3のセットで行いました。最初は古いJazzを流します。

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まあまあの感じ。続いて、ケイコ・リーを聴きます。

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スタンドとインシュレーターはOPERAを聴いたままでのセッティング。インシュレーターがオンキョーのハイブリットなので、ケイコ・リーの声が風邪を引いていました。カサカサの声と低域が出ないため、オンキョーのインシュレーターは外しました。ただ、スピーカー自体が非常に軽いので、スタンドに直置きしても、バーチのインシュレーターの上に置いても低域の歪み感が取れません。そこで、バーチの上にオンキョーのインシュレーターを重ねました。

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いい塩梅に低域が締まりました。ケイコ・リーの声も生々しいし、ピアノもグッド👍 さぁ!! 禁断の天満さんを聴きましょう~

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ロクハンで箱の厚みが無いエンクロージャーですから、期待は全くしていませんでしたが…。しかし、期待は嬉しく裏切られます。重低音はそれなりに聴こえ、VICTOR ZERO 10Fで聴いたバイオリンとパイプオルガンの音の絡みは見事に再現されました。OPERAのようにホールの高さは感じませんでしたが「川口リリア音楽ホール」の最上階席で 聴くような、パイプオルガンの低域が下層に向かって響きます。不思議なのは、天満さんのバイオリンがステージでは無く宙を舞うのです。そう、天満さんがワイヤーで吊られ、天女のようにパイプオルガンの前を空中で弾いているとでも言いましょうか…(>_<)

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NIKKA  CS-60Wは密閉かと思いましたがバスレスで、銘板の上に2cm程度のバスレフポートがありました。ショボイ店長の感想です。やはり、ナショナル技術力を感じました。約60年前にこの「6PW1」を開発していたこの事実と、60年経っても問題なく鳴るという品質の高さには脱帽です。ロクハンですが、下手な2ウェイより自然で分解能があるスピーカーと紹介させて頂きます。正直、信じられない鳴り方をします。

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次回もお楽しみに♬ (・。・)
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