DIATONE DS-34BMKⅡ
久しぶりに「ヴィンテージ国産スピーカー」の紹介です。
当初は、床に直置きしたヒバ製スピーカースタンドに載せて試聴していましたが…
本日から、ヒバ製スピーカースタンドをCORALのブロックでかさ上げして聴きました。
今回は、ぐずぐず言わず店主の感想から!!
DS-34BMKⅡは『音楽』を聴くスピーカーシステムでした。
試聴に使ったのは6BQ5のシングルアンプとAH!のCDPです。
RCAケーブルはイソダで、シングルアンプの電源コードはPADを使いました。
なお、Mockの電源タップと電源ケーブルは「チクマ」を使っています。
最初の試聴では下の写真、ビルエバンスのライブ録音が驚異の解像度を示しました。
シンバルは、叩いている場所が分かるほどであり、ピアノはビルエバンスが弾く鍵盤のタッチが分かります。
ベースは弦を弾く音が生々しい。
ところが、NOONのCDはボーカルも含めて今ひとつ…
高域が作られた音に聴こえてしまう、そう…特に高域へ違和感を感じるのです。
NOONの録音に違和感を覚えたのは今回が初めてでした…。
古い録音がリアルで、新しい録音に違和感!!
かつてない経験したことのない現象に店主の頭は混乱しましたが…
やはり、長年聴いているソフトに回答を求めました!!
Cross Talkの「白い森の音楽祭」です。
誇張のない「ちはるピアノ」と、以前店で直接聴いた音に一番近い「生音」が「清吾サックス」でした。
昨日、一緒に試聴されたEさまも「サックスの吹き込みに歪みが無いですね」と言われています。
では、この方の演奏はどうだったのでしょうか???
NOONと同じように、ドラムもピアノもパーカッションも響きません。
密閉エンクロージャーだから???
今まで聴いたケイコ・リーライブでは「最低」の再生音となりました。
これまで試聴してきた四枚のCDソフトで、おおよそのDS-34BMKⅡが分かりはぢめます。
次に試聴したソフトは!! (゜o゜)
このソフトを聴けば「DS-34BMKⅡ」が理解できそうです。
あの苦しんだ、チェロ四重奏の「リベル タンゴ」!!
SONYのSS-A5やFOSTEXのバックロードで鳴らなかった「リベル タンゴ」を
「DS-34BMKⅡ」は、いとも簡単に自然な低域で鳴らしました。
量感たっぷりにチェロの響きがすばらしい👐
どの曲を聴いても、今まで聴いたことのない音楽の世界が拡がったのです。
付け加えますと、音場がとても自然でした。
店主の中では「DS-34BMKⅡ」の鳴り方について、ある程度納得できましたが、裏付けでもう一枚ソフトを聴きました。
ユーミンの曲を「四季風」に編曲したソフト。
ははっ!! ( ;∀;)
こちらも、各楽器の豊かな響きと奥行はとても自然で、これまで聴いた音とは全く違いました。
弦楽器の響きに引き込まれます。
店主がその昔聴いた「新潟市公会堂」のステージに響いたあの「ハープシコード」の「柔らかな音色」でした。
はい!! そろそろDIATONE DS-34BMKⅡをまとめます。
オール・アルニコ磁石のオール・ペーパーコーンのスピーカーシステム!!
あくまでも、店主の推定ですが「エルシー電機」の13センチフルレンジ「 LC12S」と同じく、「DS-34BMKⅡ」の残響音は短いのだと思います。
またDIATONEは、音の再現性に自信があるからこそ使用している各ユニット名まで掲出したのでしょう。
そのとおりにDIATONE DS-34BMKⅡは、正確な音を音楽を!!再現したのです。
それでは、ここで問題です!! 花房先生のソフトはどうだったのでしょうか…
昨日、Eさま立ち合いのもとで聴きました。
残念ながら、ホールの響きが目立って花房先生が弾かれるピアノ本来の音が少しおろそかに聴こえてしまいました。
また、Kさまから頂いたパイプオルガンのソフトは、音場も音も自然にそして心地良く聴こえたのは納得するところです。やはり録音の違いでしょうね!!
DIATONE DS-34BMKⅡをまとめます。
1970年代で半世紀以上前のスピーカーシステムです。
おそらく、現代のスピーカーシステムと聴き比べて発せられる言葉は、たぶん『レンジの狭いスピーカー』でしょう。よく聞く言葉ですね。
DS-34BMKⅡの再生周波数帯域は40~20,000Hzですから十分な帯域の音楽再生が可能です。
しかし、「レンジ」って「ダイナミックレンジ」のことを言うのでしょうか。
音楽のジャンルの中で、一番ダイナミックレンジが広いクラシックの録音ソフトをDIATONE DS-34BMKⅡは問題なく最上級の音楽として再生しました。
では、これまで試聴に幾度となく使ってきたCDソフトが鳴らなかったのか…
NOONにケイコ・リーLiveに花房先生のピアノ!!
そして!! (゜o゜)
いつものJazz🎺でさえ、借りてきたネコ状態…( ;∀;)
店主は、録音の現場も録音システムについても完全な無知です。店主が知っていることと言えば、マイスター・ミュージックは超高価なマイク一本での録音であることと、Cross Talkの録音は一発録音であること。
録音マイクの数なのか、ミキシングの問題なのか、我々の知らない〇〇〇スイッチで音を変えているのか…(-_-;)
この二つを鑑みると「DIATONE DS-34BMKⅡ」は、音楽の録音と音楽ソフトとして完成させる過程に何らなの加工がある音楽ソフトは上手く再生できない。
逆を言えば、録音された音楽にあまり手を加えられていない音楽ソフトは、最高の再生ができるスピーカーシステムであるのが「DIATONE DS-34BMKⅡ」ともいえますね。
どちらが、本当の音で、どちらが正しい音か…どちらを選ぶかは皆さまの好みでしょう。
しかし、清吾サックスの音、ハープシコードやホールの響きは
「DIATONE DS-34BMKⅡ」
を、店主の耳は選びます。
次回もお楽しみに!!
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