【昭和のプラモ少年制作記】『その五十九』

第三回Mockup襲撃作戦が完遂しました。

今回も、たくさんの新潟の味と人の温かみに触れさせて頂き、前回以上に充実した越後旅となりました。野俣さん及びお馴染みのモデラーの皆様ありがとうございました。

そしてこの夜、我らが阪神タイガースは見事に1985年以来の🎊日本一🎊に輝きました！

これもひとえにあの絶品のわっぱ飯のおかげです。ありがとうございました！

Mock襲撃の戦利品、久しぶりの酒屋町産玉手箱です。

十二月一日は、国宝「姫路城」が世界遺産登録されてから三十年という記念の日となります。

この良き日を祝うかのように、酒屋町から国宝級お宝が大阪入りしました。

今回は相原模型+緑商会  日本の名城シリーズ1/380姫路城の講釈です。

お城といえば、童友社の品揃えがたいへん豊富ですが、その始祖となるのがこちらの品でして、古い品ほど興奮する変態の苦情さんにはタマラない、五十年寝かした超ヒネ物。

もちろん五十年前なので世界遺産なんて文言はどこにもありません。

まず目に飛び込んでくるのが説明書。

原稿を丁寧に手書きしたのが窺える親切で味のある説明書はなかなかの感動モンです。

最初見たとき、このモデルは作っちゃいけないと思ったんです。

これは作らず押入れに眠らせて、別に童友社の現行品を買い入れて 作ろう。と一時は思ったんですが…

いやいや、これが希少で貴重なモデルでもだ、わしがいつかこれを金に替える可能性は０だろ？そもそも、作る為に買う者にしか売らないのが野俣さんではないか。

やらなくてどうする！という訳で、結局こちらの国宝級超ヒネ物に手をつける事にします。

城はジオラマですから、少しでも高い完成度を目指し、じっくり時間をかけて…まずは石垣から入ります。

「まずは」というより、石垣は城のハイライトというくらい重要です。

色の配合を微妙に変えながら一個ずつ塗っていきます。

この「微妙に」が難しい。意識しすぎて石垣がカラフルにならないように。長期戦がこれから始まります。