ヴィンテージ国産スピーカーを聴く №93

DENON  SC-R33

とっても久しぶり!! 国産スピーカーの紹介となりました。
今回は、珍しくデノンのスピーカーシステムを紹介いたします。
80年代の半ば過ぎのスピーカーシステム。
高低域ユニットはフレームの腐食も進み、片側のツィーターは断線していました。
実は店主、PIONEERのCS-880の音にも少し飽きてしまい、次に鳴らすスピーカーシステムを探していたところ、奥の部屋でSC-R33「俺を鳴らせと!!」言われまして…
セッティングはいつもどおりに (@_@)
今回は、SC-R33のエンクロージャー天板裏にポーラスセラミックスが装着され、重量も十キロを超えていそうなので、スピーカースタンドはKRYNAの金属製を使いました。
最初は天板の上にヒバキューブ四個を置きます。
今回の試聴機器は、6L6GCのシングルアンプとAH!のCDPをISODAのRCAケーブルで接続しました。

はは!! ( ;∀;)

低域がほとんど出ない…
これは、予想どおり!! セッティング不良です。
ヒバキューブはスピーカースタンドのスパイク受の下に変更し、スピーカスタンドの天板にはいつものウレタン製クッションテープを置いてエンクロージャーの床板と密着させました。
しばらく、いろいろなジャンルの音楽を鳴らしてエージングです。
エージングから六時間ほど経過して、ウーハーの動きも馴染んできたようです。
何でも鳴らしますが、NOONのボーカルが厚く、Classicも悪くない !!
スピーカーデザインと異なり、弦の響きがとても良い 👐
そう「音にがある!!」のです。
あの実は、イギリスのHARBETH(ハーベス)のような品のある鳴り方を感じました。
見た目は、当時の国産スピーカーそのものであり、いかにも「ロック」とか「ポップス」が得意そうですか…
低域は「ドーン」とくる低域ではないので、物足りない方もいるかもしれませんが、弦楽器の低域と割り切ればとても自然な低域の響きだと思います。
とある方のブログを読んで納得しました。
ウーハーにはネットワークが入っておらず、高域用のネットーワークの一部には岡谷電機のコンデンサーが使わているそうです。
そう、SC-R33の高域は30KHzまで伸びていますが、PIONEERAS-22+LE-B20のような厚い音を思い出しました。
MAZNOのユーミン・クラシックが聴いていて、とても心地良いのです。
古い録音にはまったく聴こえません。
やはり、岡谷電機のコンデンサーが効いているのでしょう。
本日、一緒にお聴き頂いた常連のお客さまEさま「これは良い鳴り方ですね」と一言…
そろそろ、まとめます。
ウーハーのフレームにダイキャストを用いるなど、かなりお金をかけたスピーカーシステムです。
エッジは布エッジで四十年近い歳月で少々固く感じますが、この低域であれば特段に軟化処理をする必要もないでしょう。
大切なのは、やはりセッティング、鳴らし方でございました。👍
最後に球との相性は抜群であったことと、ツィーターは断線しやすいことをお伝えして、DENON SC-R33の紹介といたします。
しかし、この品のある音作りはすばらしい!!
見た目をもす少し渋くすれば、売れた鴨🐤しれませんね。
次回もお楽しみに!!
お気軽にお問い合わせください !!

リユースオーディオ  モックアップ

〒950-0324
新潟市江南区酒屋町182-1

TEL: 025-385-6602

Email: info@mockup.jp

■営業時間

・月~木曜日 13:30~18:00

・金~日曜日 10:00~18:00