海外スピーカーを聴く №14

「お知らせ」から、だいぶ時間が経ってしまいました。
大変、お待たせいたしました (/・ω・)/

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Celestion  Ditton15

いや~実のところ、このDitton15の音をどのように表現するのか悩みました。
先ずは、S200で使用したスタンドで試聴開始です。

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今回、試聴に使用した機器はAH!と300Bのコンビで変わりありません。
リマスタリングされた古いJazzを聴いていると心地良さが伝わってきます。
もし、喫茶店やレストランなどでこの音が流れていれば、きっと店の方に聴くでしょうね
「良い音のするスピーカーですね」‼
「どこのスピーカーですか」

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そんな、店主のファーストインプレッションでした。
スピーカーが部屋に慣れ、システムに慣れてくると感じ方も変わり、気づくこともたくさんあったのです。

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試聴したソフト四枚は、全てライブであり録音もバツグンです。
このソフトを五十年以上前に作られたDitton15は難なく鳴らしました。
解像度は十分に、音場もタップリと (@_@)

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ちなみに、Ditton15のf特は「30~15KHz」です。
高域の表現に全く不足はありません。
特にケイコ・リーさんのライブでは高域に不足を感じるかと思いましたが、低域から高域まで帯域の不満は🍆でした。
なぜでしょうか  笑   ((´∀`))

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そもそも、音楽を演奏する中で15KHz以上の音って、ほとんどないのでしょう!!
確かFM放送の帯域の上限は16KHzまでと聴いています。
高域での音圧があれば、15KHzまででも十分です。

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「シングルコーンのフルレンジ」のPE-20(~16,000Hz)やPE-16(~16,000Hz)を聴くと
高域が不足しツィーターを追加したくなります。
店主思うに、きっと「高域が足りない」ではなく「高域の音圧レベル」が足りないなのでしょう。
低域の量感もパッシブラジエターで十分でした。

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やはり、スピーカーシステムはユニットネットワークなのでしょうか… 👐

で!!

問題は「傘が無い♬」

ではなく、スピーカースタンドの高さにありました。
試聴に使用したスタンドでは、立って聴くのがベストの試聴位置でした “(-“”-)”

そこで !!

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スタンドを低いものに変更しました。
PIONEERのバーチカルスピーカー用のCP-55です (/・ω・)/

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パーチクルボード製ですが安定感は十分です。
天板も、ほぼDitton15と同寸法でした👍

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試聴の再開っす “(-“”-)”

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清吾サックス、ちはるピアノは生っぽく、天満さんの弦もパイプオルガンもホールに静かに響き渡ります。
特にハープの低域がたまりません。
ホールに響く「ズン」?「ボン」?「ドン」?のハープの低音は臨場感たっぷりです。
ケイコ・リーさんのライブを聴いて、Ditton15の特徴が分かりました。

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お客さまが来店中、店の入口側のイスに腰かけて聴いていた時… 💡

「どこかで聴いたような響き方 “(-“”-)” 

に気づいたのです。
むかし、昔、新潟市の古町にあった映画館「グランド劇場」で聴いた響きです。
天井は高く、厚い座面(たぶん)のイスが場内に階段状に並び、出入口には厚いカーテンが引いてあり…
そんなイメージっす “(-“”-)”

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試聴会場の話ではなくスピーカーシステムの鳴り方の説明で恐縮ですが、Ditton15の鳴り方は劇場で聴く音。
広い空間なのだけれど、シッカリと吸音(調音)されているためにステージ上の音は必要な音だけがしっかり届き、席に届く音自体は薄くならない。
ですから、ケイコ・リーさんのボーカルが「カサカサ」しないで、しっとり聴こえるのにはびっくりしました。
もう少し言い方を変えると、不要な音を出さず必要な音だけを前に出すので、再生する音が本来に近い音となる。
そんな感じしょうか…皆さまに伝わるかな…

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今回は、CelestionDitton15を紹介いたしました。
この、Ditton15は、ブログでも動画でも国内海外問わず、数多く紹介されているスピーカーシステムです。
また、時代によって、ユニットの磁気部やバッフル塗装の有無などは変わるようですね。
Ditton15の試聴は、リボンツィーターやリーフツィーターでの超高帯域の再生や、ハイレゾなんぞに意味があるのかを教えてくれました。
あくまでも、10KHzが聴こえるか、聴こえないかの店主の感想です。
店主に必要なのは、ハイレゾではなくハイレグなのだ  
最後にDitton15

「聴いて飽きがこないスピーカーシステムの №1」

でしょう。なお、鳴らすには、球がベストです。
素晴らしいっす!!   Ditton15 は!! 

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次回もお楽しみに!!
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