今回は古い鉄道用品を紹介します(@_@)
手提瓦斯ランプ 第256號型 磯村産業株式會社
お客さまから譲って頂きました。瓦斯ランプとありますが、炭化石灰に水を加えアセチレンガスを発生させて燃焼させる仕組みのようです。炭化石灰(CaC2)はカルシウムカーバイトとも言われ、生石灰と無煙炭またはコークスを2,000度で溶解させて作り、デンカが国内の90%を生産しているようです。いゃあ~調べました (>_<)
上部は水を入れるタンクで、下は炭化石灰を入れる場所になります。上部を詳しく(@_@)
中央のつまみは、下層室の炭化石灰に水を落とす量を調整するもので、右は給水口となっています。下部を取り外して見ました。
白く見えるのが消石灰(水酸化カルシウム:Ca(OH)2)のようで、乾燥剤にも使われるようですね。アセチレンガスを燃やしますから、排気口が必要ですね。
ちゃんとありました。原理は非常に簡単なようですから、この瓦斯ランプを点灯することは、今でも可能でしょう。排気口の上には(゜o゜) ISOMURA TOKYOと!!
本体には磯村産業の銘板がありました !!
この瓦斯ランプは鉄道で言うところの合図灯として使われたと推定されます。おそらく別付け(たぶん)で「赤」と「青」のレンズが付属していたのかな?? それとも、懐中電灯代わりだったのかもしれません。このレンズを見ましょう~
レンズを外しカバーを開いて見ました。
ここで、アセチレンガスに火を点け燃やすのですね。そうレンズは凸レンズでした。
ははははーちゃんと拡大されています。レンズには傷も若干ありましたが、気泡も入っていました。
おそらく合わせ物のレンズとにらみましたが…
合わせ目があるように見えます…
実際は分かりません(>_<) もう少し瓦斯ライトを見ましょう(・。・)
取っ手は取り外しが可能でした。正面から見ると、ユニバーサルピクチャーズのキャラクターのようでかわいいです!!
最後の写真はこの瓦斯ライトの歴史を紐解くものです。
「ミチ」と読めます。昔の電報略語ですと「ミチ=宮内駅」で、上越線と信越線の分岐駅で使われていた歴史ある瓦斯ライトであることが分かりました…。今回は、磯村産業株式會社の第256號型、手提瓦斯ランプ を紹介いたしました。
次回もお楽しみに♬ (・。・)
お気軽にお問合せ下さい!!
リユースオーディオ モックアップ
〒950-0324
新潟市江南区酒屋町182-1
TEL:025-385-6602
Email:info@mockup.jp
■営業時間 10:00~18:00
■定休日 不定休