モックアップ プラモ史 №31

第三十一回目もフジミ模型です

有名な守礼門です。コールドとカラーモデル。

フジミ模型 1/100 フジミ建築シリーズ №48 カラーモデル  沖縄 守礼門

フジミ模型 1/100 フジミ建築シリーズ №49 ゴールドモデル 沖縄 守礼門

定価は同じく500円。ただし、箱の高さが全く違いますね。

理由はこの画面中央のベージュ色の台座。カラーモデルは背景の夕焼け空も付いていて、完成した守礼門本体を飾る台座が付いているのです。メッキモデルはこの台座が付いていないので箱は薄くて済む。答えは現場にあり!!ですね。

次も建築モデル。古いですよ!! ただ、すごい発見が

日本列島名所シリーズなるもの。

定価は各500円でした。

フジミ模型 日本列島名所シリーズ1 札幌 時計台 スケール表示はなし。

中身は情景モデルかな。 なんと「地方別立体地図」も付いています。時計台は北海道だから、北海道の「立体地図」が見えます。

フジミ模型 日本列島名所シリーズ3 東京 浅草寺

浅草寺は大昔に作った記憶があります。建築モデルが得意な、いかにもフジミ模型らしくかっちり作られていた印象が残っています。ちなみに、五重塔の屋根は最初から塗り屋根となっています。

奇跡!?はこの箱の中にありました。

プラモデルのセットに入っている、はがきや説明書を写して良く見たら

説明書の裏が、「フジミ建築モデル分布図」となっていました。この日本列島名所シリーズの建築モデルを含めて。

もうひとつ、この日本列島名所シリーズのパンフレットの中に奇跡がありました。

見えますか? 浅草寺は「11月6日」、五大堂は「12月5日」発売となっていますね。次の写真を見てください。

ここです! 金比羅宮は「1976年2月発売」、登呂遺跡も「1976年2月発売」となっています。と、いうことは浅草寺は「1975年11月6日」に発売されたということになります。また、「フジミ建築モデル分布図」に掲載されているモデルは「日本列島名所シリーズ」を除いて、1975年には全て発売されていたということです。

拡大してみました。金閣寺から守礼門まで18種類が1975年=昭和50年には全て発売されていたのですね。今から44年前ですよ。日本の技術ってすばらしい!!

店主は昭和52年4月就職です…

フジミ模型の建築モデルはここでいったん終了します。まだ、まだ、紹介したい大物もありますが機会があればまた紹介したいと思います。

では、次回の第三十二回も↓