ビィンティージ国産スピーカーを聴く №19

CORAL    FLAT-6S

八月二十三日日曜日

今回はCORALのロクハン一発「FLAT-6S」を紹介。入力が悪いと、ただの紙臭い音になってしまうCORALフルレンジ。店のシステムでどこまで鳴るか…挑戦だっ!!

スタンドはテクニクスのSB-10のままで、アンプとCDはケリーとAH!、接続はSILTECHの組み合わせ。最初はCDプレーヤーに入っていたバッハを軽く流す。チェンバロ協奏曲 第1番「チェンバロの音が生々しい」!! 最初の印象。これは…(゜o゜)

続いて「フジ子・ヘミング」を!! ピアノ🎹も良い。五曲目からはLive録音のオケ。各楽器が素の鳴り方をする。フルートはフルート、金管楽器は金管楽器の音。そして各楽器の音が混ざらない。とても良い雰囲気。続いては天満さんを恐るおそる(/・ω・)/

天満さんのバイオリン🎻の鳴り方が違う。一曲目の出だし、バイオリンの胴鳴りが分かる。パイプオルガンは、音が「パイプ」から吹き出てくる雰囲気。音場が柔らかくとても自然な鳴り方である。重低音も音圧は低いがシッカリ聴こえ伝わる。ロクハン一発でこの音である。信じられない…

続いて、インフィニティRSbが苦手とした「Waltz for Debby」(Bill Evans Trio)に挑戦!!

ベースが自然に聴こえる。弦を弾く音がたまらない♡ピアノもドラムも良い。高域に不足がない。聴いていて心が和む。もっと聴いていたい…。このCDソフトは全てLive録音。時折入るレストラン?? の効果音にドッキリする。グラスの音、皿とナイフが擦れる音、人の咳、話し声、そして拍手。携帯のアラームが鳴ったと錯覚するほどだ。バスレフボックスに16cmのユニットが収められている「FLAT-6S」。にもかかわらず、低域に不足は感じない。フルレンジだから各帯域のバランスが良いのか。アルコールも少し回るが考える…。なぜ、こんなに人を引き付ける鳴り方をするのか分からない。

スペックを確認する。箱裏に表記があった。f特性は50~20,000Hz。まさにフラットである。ダブルコーンに金属製のセンターキャプだけでこの性能。日本のスピーカーは特性重視と言われるが、このユニットの設計者は音楽通でもあったに違いない。演奏者の心、腕前、キャリアまで明らかにしてしまう。現代の多重録音を聴くと「屁だね」と鳴る。いじりまくった録音は最悪。音楽と真摯に向き合った録音は素晴らしく聴こえる!!

最後にクロストークの「白い森の音楽祭」を聴いた。おおぅ!! 清吾さんのサックス🎷が生々しく響く。ちはるさんの指使いが分かる。

能率は98㏈。アンプへの負荷も最小限。ボリュームは、店で聴くにも8時の位置で十分。

「これで十分だ」の言葉を聴いたことがある。確かラックスのSQ38とタンノイⅢLZの組み合わせ。初老の店主はケリーとAH!とFLAT-6Sで十分だ…と言いたくなってしまう。それほど鳴り方に音色に引き付けられるスピーカーである。どうぞ、皆さんもFLAT-6Sにチャレンジを(/・ω・)/

次回もお楽しみに。♩♪♬