海外スピーカーを聴く №1

2020年8月22日

新シリーズの登場です!! これまで、国産スピーカーを紹介してきましたが、海外製スピーカーにも素晴らしいものが数多くあります。しょぼい店主の感想です…よろしければ、どうぞお付き合いください。

Infinity RSb

1980年代初期ころのスピーカーでしょうか。インピーダンスが4Ωなので、ケリーの300BといつものAH!のコンビで試聴しました。

日本製のスピーカーと少し異なり、何もせず、何もかまわず、スピーカーコードの接続だけで素直な音が響きました。高性能のユニットと、高品質のネットワークが使われている音です。スピーカースタンドは「SB-10」のセッティングのままで、幅を狭めただけです。また、悪い癖が出ました。天満さんを聴いているうちに眠気に襲われ「うと、うと」と…(_ _)

猛暑が続く中、店主も疲弊していたのかも知れませんね。中低域の振動板はポリプロピレンが使用され、高域にはEMITが奢られていました。ボックスの状態は今一で、角割れがみられますが音にはあまり影響は無いでしょう。四十年前のスピーカーです。

音の傾向は解像度が非常に高く目を閉じて聴けません。しかし、欲張ることなく静かに音楽を奏でます。そう、邪魔にならない鳴り方と言えばよいでしょうか。音量を上げて「ゴリゴリ」鳴らすスピーカーとは対照的です。静かにそつなく「弦」を聴きたい方には喜ばれると思います。音量を上げると少し中高域が出しゃばってきますので、アッテネーターでの絞りも必要かと思います。尚、低域は十分にふくよかです。

音楽の得手不得手を考えるとJazzは先述のとおり、苦手になるのかなぁ…。

まとめると、全てにおいて欲張ることなく、質の高い録音(音楽)を品良く鳴らすスピーカーとお伝えします。録音の良し悪しはあからさまに音に出ます。ただ、店主のシステムに鳴らし切られている感じも拭えませんでした。きっと、店主の耳には先回試聴した「SB-10」の印象、平面振動板の高い音圧? 表現力? が強く残っているからだと思います。RSbの鳴り方を通じて「SB-10」の持つ潜在能力の高さも感じた店主でした。

今回は、Infinity   RSbを紹介いたしました。次回もお楽しみに♬