ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №14

DIATONE DS-22B MKⅡ

八月六日木曜日

久しぶりの投稿となります。今回は小型スピーカーから少し離れ、中型スピーカーを紹介したいと思います。サランネットを付けていると、DS-251にも見えますが二代目の22Bです。確か三代目の22BRで完結したのでしょうか。

ユニット名はバッフル板のプレートに明記されていました。「TWEETER TW-5025CM」「WOOFER PW-2019BM」です。単品ユニットを基に量販用に製造したものでしょうか。高域はTW-501とTW-503の中間で502かな…。

試聴用のアンプはいつものように、ケリーの300BとAH!のCDです。今回は、アンプの電源ケーブルとRCAケーブルは、ウェスタン(たぶん)を用いた自作品です。早速、音出しを試みました。

最初に「クロストーク」「白い森の音楽祭」にチャレンジです。「ちはるさん」のビアノ🎹が今まで聴いたことが無いほど生々しく、「清吾さん」のサックス🎷が木製(笑)に聴こえたのはビックリ( ゚Д゚) きっとまた、何かあるのかな…???

続いて、天満さのパイプオルガンを!! 出た出た(>_<) 右chのウーハーがビビッていました。コーン紙を押すとボイスコイルが擦れるあの嫌な音。シャリ…シャリ…鉄粉が介在したのか、センターがズレたのか…。応急処置としてウーハーを取り外し、上下を逆に取り付けて様子をみましたが、エッジにヨレが出ているようです。センターズレの可能性が大きいかもしれません。

どのソフトを聴いても、録音がそのまま聴こえます。JAZZの古い録音はただただ古く。新しい録音も感情が無いまま。ビバルディの四季を聴くと弦楽器の響きは良好でした。うーん(゜.゜) P610の音を思い出してしまいました。ええぃ!! いっそ、日本のボーカルをと「沢田知可子」のLiveをかけると、まあまあ聴けるかと初日を終えました。

八月七日金曜日

朝からウォーミングアップを十分行い再度試聴を開始しましたが状況は大して変わらず…。昨日、気が付かなかった「紙臭い音」が耳に付きまといます。何の曲をかけている時だったか、スピーカーのエンクロージャーに触れた際、エンクロージャーの激しい振動に気付きました。使用しているスタンドは木製ですが、かなり固い。インシュレーターは良し悪しなので、今回はインシュレーターを使わずにスタンドへ直置きしていました。さぁ~、フィンランドバーチ合板製インシュレーターの出番です。

スピーカとスタンドの間に挿入します。

おおぅ!! 劇的に音に変化が!! 何を聴いても心地よい。音の奥行、広がり、高さも申し分ない。中域も厚く、特にホールの雰囲気は最高でした。これが、22BMKⅡ本来の音なのでしょう。良質な球のシングルアンプ22BMKⅡで十分な気がします。ただし、浮気をしないことを前提に👍

日本人による日本人のための日本人のスピーカーが「DS-22BMKⅡ」 ボロ店長の感想です。ただ、片chのウーハーは修理が必要です。悪しからず…(_ _)

今回は、DIATONE DS-22BMKⅡを紹介いたしました。

次回もお楽しみに♬  !(^^)!