ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №11

SONY   SS-3GX

今回から少し小型スピーカーを紹介したいと思います。

「LS-1000」の33キロは重かった…

当時の価格が一本23,000円。ペアで46,000円也!!

良く「SONY」はこの値段で、これだけ高品質の「SS-3GX」を販売しましたね。

余程、「Gシリーズ」が売れたのでしょうか。

10cmウーハーの2ウェイスピーカーですが、解像度・高さと広がり・奥行は「小さなLS-1000」とも言えるでしょう!!

弦楽器の表現では「SS-3GX」の方が上手いかも…。

もしかして、ヨーロッパ製のユニットを使ったのかもしれません。

今回のアンプは店主が好きな「K.A Lab」の300Bシングル。現代的な音がする球アンプです。

また、特別ゲストとして「IMAISHI LABO」のプリアンプをかませ、いつものCDプレーヤーに接続です。

今まで試聴してきたCDソフトはほとんど聴いてみました。

やはり、高性能のスピーカーはソフト内の情報は全て引き出します。ただし、小型システムですから音像もそれなりにと、思われるかもしれませんが、ボリュームを上げれば「これでもか!!」と破綻なく頑張ります。

どうしても最初はボリュームを上げたくなりますが、しばらくすると音量は自然に下げたくなります。

音の濃さがあるからだと思います。

一応、この「SS-3GX」はバスレフ。「SS-5GX」が密閉タイプでした。

低域も、びっくりです(@_@)

最後にまとめます。

メインシステムでも、BGM用でも、夜間用でも決して期待を裏切ること決してありません。

ともかく、音の質が高く解像度もあり音楽性もある万能スピーカー。Jazzでもclassicでも、vocalでも見事に鳴らし切ります。ただし、トランジスタアンプで鳴らした場合、高域がきつく感じるかもしれません。

特筆すべきところは、音が途切れた時の、一瞬の静寂がすばらしい!!

「SONY」恐るべし!!

次回もお楽しみに   (´_ゝ`)