Mockupの音波実習室!! 第四回

深夜にトイレへ…( ;∀;)
昨晩も寒かった新潟市江南区酒屋町のMockの店主でございまする。
有言実行!! 早速、オーディオベース ブロックを使ってみました。
今回は長編ですよ👐
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第四回のテーマは

「ユニットの口径によって音波の大きさが違う!?!」

オーディオベース ブロックを使って何を鳴らすか…
寒いので、近くに置いておりましたFF225WKを鳴らすことといたしました。
残念ながら、オーディオベース ブロックだけでは低いので、青森ヒバのスタンドを併用いたします。
紙がたくさん挟んでありますが、ガタツキ防止のために挿入したものでした。
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実はMock店内の床は水平ではありません。
店の裏が小阿賀野川なので、裏の土手から店前の道路まで下りの勾配が付いているのです。
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はい!! 結果、今回も二段重ねでございます。
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セッティングはいとも簡単に終わりました。
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直ぐに、試聴を開始です!!
システムは、ここ数ヶ月変更はありません。
300BのシングルアンプにAH!のCDP、RCAケーブルはシルテックを二本使い、三栄無線のATT経由で接続してあるだけです。
聴いたソフトはユーミン・コンチェルト!!
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球もCDPも温まっていませんでしたが、ひどい音、ひどい鳴り方 (-_-)
奥行や余韻などの響きは殆ど感じず、モノラル録音を聴くように演奏が中央に寄りました。
「モノラル録音を聴くように演奏が中央に寄る」と言うことは、左右の音波が中央で重なっているとしか考えられません。
今回鳴らすFF225WKフルレンジユニットは20㎝で、これまで鳴らしてきたフルレンジユニットは8~10㎝でした。
ここで、仮説としてユニットの口径により音波の大きさが変わるのであれば、スピーカーシステムのセッティングも変更しなければなりません。
ここから、試聴ソフトを天満さんに変えました。
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最初にスピーカーシステムの位置を10㎝ほどリスナー側へ前に出しました。
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まだまだ、全然ダメ!!
不思議なのは、天満さんのバイオリンの音がステージからしか聴こえませんし、パイプオルガンの音もユニットから離れません。
言わば「フルレンジユニット」からしか、演奏が聴こえないのです。
これは、20㎝のフルレンジから発生する、10㎝ユニットと比べて「大きな音波」が、正確に空間へ拡がっていない証拠でしょう。
続いて、追加でスピーカーシステムをリスナー側の前方に出しました。
これで、10㎝ユニットに比べて23㎝ほど前に出したことになります。
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演奏に改善は見られません。まだ音波が正確に出し切れていないようです。
念のため、反射板の位置も変更してみます。
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両サイドに反射板を伸ばしてみました。
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幾分か改善は見られたものの、空間表現と解像度は小口径ユニットの鳴り方に遠く及びません。
最後の手段は分かっていました。左右の音波の干渉が強く、空間表現ができないと仮説して…(-_-)
今度は左右の間隔を拡げることとしたのです。
最終のセッティングは、左右で各10㎝、合計20㎝スピーカーシステムの間隔を拡げました。
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さぁ~どうでしょうか 👐
天満さんのバイオリンが変わりました。
ステージで演奏するバイオリンの音は下に、ホールに響く音が上にと、空間の表現が現れるとともに、パイプオルガンもユニットから離れ、ホール奥の空間から聴こえます。
大成功でした!!
付け加えると、口径が大きくなると音像が大きくなるとともに、聴こえる音も高い音圧で細かくなり解像度が上がりました。
開口部が後面にあるdackを鳴らして驚異的な解像度と驚きましたが、バスレフ・エンクロージャーのFF225WKでも音波をシッカリと制御できれば、Swanやdackと全く変わりない高さの解像度で、演奏を聴くことができましたこと、皆さまにお伝えしますね。
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まとめます!!
音波は、ユニットの口径に比例して大きくなることが実習で分かりました。
当たり前と言えば、当たり前ですが…
「今更何を言うのか!!」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、ここでとても重要なのは口径の大きなスピーカーユニットを鳴らすためには、それだけの空間、部屋が必要だという基本的な問題です。
今回の最終セッティングは、スピーカー間の外側で2m40㎝、内側で1m34㎝、両脇反射板までの間隔は3mも必要となりました。20㎝フルレンジ一発のセッティングで横幅は3m必要でした。
では、リスニングポイントまでの距離はと言えば、スピーカー後方の空間が50㎝、リスニングポイントまで4mで合計4m50㎝が必要で、後面反射板の奥行き1mを含めれば、5m50㎝の空間が必要です。

3m✖5m50㎝の空間 ( ;∀;)

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店主、何が言いたいか…
20㎝のフルレンジ一発をまともに鳴らすにも、10畳間以上の空間が必要!! ( ;∀;)
TANNOYの38㎝を鳴らすには低域の制御が難しい…それは、口径38㎝の音波を正しく発生させていないからですね。では、どれだけの空間が必要か…(-_-)

小さな部屋に大きな口径のスピーカーシステムを入れても、システムが持つ本来の音は聴けない…

今回の実習で意外な答えが出てきました。
第五回は、反射板上部の左右にある「空き空間を埋めたらどうなるか」と、「FF225WKを他のソフトで鳴らす」を実習したいと思います。
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次回もお楽しみに!!
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