ヴィンテージ国産スピーカーを聴く №91(改造編)

PIONEER  AS-22+LE-B20

mockuppioneeras-22+le-b20
最終編までお伝えしたのにすみません。m(__)m
お知らせのとおり、ネットワークのコンデンサーを交換しましたので「改造編」として少し紹介をさせて下さい。
紹介の前に、ネットワークを交換する前のPIONEERをKさまから試聴して頂き、試聴記も頂戴いたしました。

『前略…パイオニアなかなか良いですね。高域も奇麗で、意外に現代的な音。低音も必要充分に適度に響くのでイヤに感じない、明るい音で誰でも普通に良い音と感じます。
パイオニアの音はあまり聞いたことありませんでしたが好きな音かもしれません。…後略』

Kさまの試聴記!! わかりやすいです👍 Kさま!! ありがとうございました。
と、いうことで
PIONEER  AS-22+LE-B20
の、改造編を紹介いたします。
今回は、ネットワークのコンデンサー交換が目的でしたが、他にも手を入れたいところがいくつかありました。
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コイルとコンデンサーはメーカーでハンダ済みでしたが、ユニット配線用のスピーカーケーブルとツィーター用の抵抗は作製者のハンダ付けでした。
そして、スピーカー端子も!! (@_@)
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ここは、ぜひ店主で手を入れたかったのです。
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そ、そして、スピーカー端子からネットワークまでのブルーの配線が変色していたので、CANAREの4S6に交換しました。
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片Ch、分解から交換・組立まで二時間を要しましたが、何とか目的は達成できました。

輪ゴムはRChを区別するために仮に入れてあります。

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直ぐに音出し!!
ここが、自作の醍醐味ですね。
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最初はひゃんでぇ!! 音でした (;´∀`)
ここの過程が嫌ですね。さんざっぱら、悪い音を聴かなくてはなりません。
しかし、ピアノ🎹の解像度が上がったのは一聴して直ぐにわかりました。👍
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今日は10時過ぎから鳴らし始めて、エージングも進みネットワークとユニットも音がこなれてきたようです。
当初、ツィーターの高域が左右水平へ異常に拡がる感じが強かったのですが、今はかなり薄れました。
これまでの音は、Kさまの感想にあるとおり「普通」の鳴り方で、ピアノも悪くないのですが、もう少しハッキリとした表現が欲しかったところです。
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約八時間のエージングで楽器がさらに立体的になり、ふくよかさは増して、リッチな音…?温かみのある濃い、太い音に変わってきました。
これまでは、古い音源のソフトを聴くと「五十年前の平面的な鳴り方」となっていましたが、今回のU-CONへの交換で、古いソフトも良い感じで聴けるようになりました。
古いソフトもそこそこに聴かせる高級機のワザが「コンデンサー」であることが、店主、恥ずかしながら少し理解することができました。
今回のスピーカーシステム。
ネットワークのの裏に『71 54』と表示がありました。
1971年5月の4週目に作られた製品でしょうか…
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今回、コンデンサーの交換で音質は明らかに向上しました。
温かくふくよかな音となり、楽器の表現も細かく聴こえるようになったのです。
でも、コンデンサーひとつでここまで音が変わると…
『音』って、いったい何だろうと考え込んでしまいますし、コンデンサーもハマると深い道に入り込みそうなので、ここらで改造編のまとめといたします。

古いスピーカー、シッカリ鳴らせば、たまりまセブン!!

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次回もお楽しみに!!
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