ヴィンテージ国産スピーカーを聴く №90-Ⅱ

ONKYO  D-1000

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№90の紹介では

『なんだ!! 結局は鳴らし切れなかったじゃん!!』

と、言われても仕方がない内容でした。
はい!! そのとおり!!  m(__)m
店主、D-1000は鳴らし切れていませんでした。
音の輪郭ぐらいは出来ていたのですが、音がまとまり切れていなかったのが正直なところです。
しかし、本日「女神さま?!」がMockへ降臨されました。
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ハイクォリティのD-1000をまとめるRCAケーブルに心当たりがありました。

MITTerminator5です。

暫くの間、店で使っていたのですが、何をきっかけで使わなくなったのかは覚えていません。
高解像度のRCAケーブルであることに間違いはありません。
早速、プラグを清掃してOTLアンプとAH!に接続しました。
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音を出した瞬間は半信半疑であり、願うような気持ちもありました。

えっ!?

シルテックのような柔らかい音がD-1000から聴こえます。
「どうせ、また高域に少しクセのような付帯音があるのだろうと」と勘繰りましたが…(;´∀`)
あの払拭できなかった、スコーカーとツィーターの争いは全く消えていました。
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そう👐 スコーカーとツィーターがD202Aのような音色で、2ウェイスタイルみたいに鳴りはぢめました。
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一番最初に聴いたのが、マイスターミュージックのチェロ♬
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『音がまとまった!!』

各チェロの響きや、四人の演奏位置など情報量が格段に増えています。
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ヨーロピアン・ジャズトリオの「SONATA」二曲目バッハのラルゴではドラムのシンバルを優しく叩く音が、あちこちから水平に聴こえてきました。
視覚的には、D-1000の全高が少し下へ縮まった感じで聴こえます。
さすがは「MIT(Music-interface-technology)」です。
ただ、音の中に少しル色がもやついていました。
フフッ!! (/・ω・)/
実は店主、もう一種のMITを所有しておりまして…

『Terminator4

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早速、プラグを清掃し接続開始です。
じ、実は…これまでMITを使う中で「5」と「4」の差が分からず、「4」は偽物ではないかと疑っておりました。

ドキドキの音出し!!!!!!!

「5」と同じく一曲目のチェロ四重奏から!!
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ル色

太陽光により、霧が晴れように
D-1000はTerminator4で、音がまとまると共に「5」より、解像度が更にアップしたのです。

信じられない!! (゜o゜)

もう、CDソフトを聴きまくりました!!
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ケイコ・リーさんのシェルブールの雨傘はこれまでの中で最高で、ボーカルの音像が小さく、かすれた語尾が静かにホールに響きます。
続いて、花房伸江先生のピアノ🎹
二十三曲目の「ラ・カンパネラ」は目の前に広いホールが現れ、花房先生の指使いが見えるようでした。
組曲の「展覧会の絵」はピアノの響きが全面にドーンっと。
引き込まれます。花房先生の演奏に!!
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やはり最後はこのお二人!!

Cross Talk 『白い森の音楽祭』🌳

はい!! これまで聴いたことのないリアルさで清吾サックス🎷、ちはるピアノ🎹はあっという間に店主を夢の世界へいざないました。笑
清吾さんが、演奏中に足で床を踏み込むアクションまで分かりますから!!
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D-1000を鳴らし切るには、大変な努力が必要でした。
最終的には、MITTerminator4がMockではベストマッチィングでしたね。
3ウェイスピーカーがフルレンジ、いやスピーカーシステムの存在を感じさせない鳴り方へと変貌を遂げたのです。
では、なぜここまで店主は頑張れたのか…
実は、ツィーターを修理してくれた技師から情報をもらっていました。
「このD-1000のツィーターは、振動板とボイスコイルのボビンは一体成型。たぶんボビン部は手絞りのハンドメイドで作られたのでは」と写真を見せながら、高級ツィーターですよと説明をもらっていたのです。
形としては、横から見た茎の短い「なめこ」か、足が円筒状の「クラゲ」を思い出して頂くと分かりやすいでしょうか。
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では、また、なぜ、MITでなければ鳴らし切れなかったのかが分かりません。
たぶん、アナログとデジタルの電源にCHIKUMAを使っていることに加えて、ヒバキューブでの支持が要因と考えられます。電源側の感度を上げ過ぎたのでしょうか。
いや、それ以上にD-1000が非常に敏感なスピーカーシステムであることがお分かりいただけと思います。
やはり、ONKYOのDシリーズ最高峰のスピーカーシステムでした。
キッチリとセッティングできれば、ソースは全く選びません。
低域から高域まで個々のユニットを感じさせない、滑らかな鳴り方となりました。
最後に、先回の中でRCAケーブルは調味料と書きましたが全く違いましたね。
RCAケーブルは「女神さま」です!!
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次回もお楽しみに!!
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