ビィンティージ国産スピーカーを聴く № 85

SONY   SS-A3B    La Voce

mockupSONYSS-A3B
本日の最終試聴は、このような状態で終わりました。
エンクロージャーの上には、鉛のインゴットを載せてチョンマゲのようですね。
では、これまでの試聴経過を紹介します。
試聴の初めは…(゜o゜)
mockupSONYSS-A3B
ヒバキューブを片cH四個で受けていましたが、低域が見事にボンボンと跳ねるので
片cH八個で受けるように変更しました。
mockupSONYSS-A3B
試聴機器は、AH!のCDに6BQ5のシングルをCANAREの赤白RCAケーブルで接続してありんす。
mockupSONYSS-A3B
ヨーロピアン・ジャズ・トリオにnoonは全滅でした。
mockupSONYSS-A3B
mockupSONYSS-A3B
ボリュームを上げれば、上げるほどに聴けない…
音がまとまらない。ベースの低域はボンボンボン (;´∀`)
しかーし!! SONYが世に音り出した「La Voce」ですから
これがダメ、あれがダメの好き嫌いは無いでしょうと 👐
mockupSONYSS-A3B
マイスター・ミュージックで挑戦でっす!!
mockupSONYSS-A3B
小音量であれば、心地よい演奏が聴けますが、やはりボリュームを上げると「いまいち」な音。
能率が低いスピーカーシステムですから、アンプの力が足りないのでしょうね。
このスピーカーシステムが発売された時期に確かSONYは最終段にパワーMOS FETを使っていました。
Gシャーシーを使った222~777のゾロ目アンプ。
こうなれば、三栄無線のMOSFアンプに交代っす!!
mockupSONYSS-A3B
これは「最初から想定内ですから…」と強がりを (/・ω・)/
ソフトは、マイスター・ミュージックのままで!!
mockupSONYSS-A3B
チェロにバイオリンの弦楽器が美音に変わりました。
とても、心地良い弦楽器の響きです。
しかし、どうしても音がバッフル板に張り付いて、スピーカー周辺から離れません。
奥行もイマイチで…要は音が前に出て来ないのです。
店外に出て聴くと、
音が店外に漏れるほどの音量になっていましたが…。(>_<)
三栄無線のMOSFアンプは、ここまで!!
次は、小出力ながら低域がグラマーな6BX7のシングルアンプに交代。
mockupSONYSS-A3B
三極管で鳴らすとどうなるか…noonの「ハンドレッド・マイル~♪」
mockupSONYSS-A3B
こ、これはいける!!
noonのボーカルが、しっとりして、甘くて、生っぽい (/・ω・)/
ただし、ベース音はプラスチックのバケツ底を叩いている音にしか聴こえない (-_-)
ここで、新たなコンセプト発見!!

『三極管』

一応、デジタルアンプでも聴きましたが…この音では、あーりませんでした。
mockupSONYSS-A3B
6BX7で発見したコンセプト「三極管」に従って、更にアンプの交代っす!!
「K.A Lab」の300Bシングル登場っす!!
mockupSONYSS-A3B
ソフトは、同じく
一曲目のリベルタンゴから、これまでの鳴り方と全く異なりました。
チェロ数台が演奏する音が、響きが全て聴こえます。
これです!! この鳴り方です!!
さぁ~SS-A3Bの実力発揮ですね。
三曲目のトランペットとパイプオルガンで演奏するバッハ。
パイプオルガンの低域用の筒が「ぶぉーぅ」と響くのが分かります。
いままで、低域がコントラバスかパイプオルガンの区別が付かなかったところ。
一曲ずつ解説をしたいのですが…そろそろまとめたいと思います。
mockupSONYSS-A3B
「SONY   SS-A3B    La Voce」を鳴らし切ったのは‼️
意外にも300Bのシングルアンプでした。
どの曲を聴いても、スピーカーの存在が消えてなくなり広大な音場(ホール)が拡がります。
16センチ2ウェイの音ぢゃない‼️
試聴で気付いたのは、ユニットの質の高さでした。特に高域ユニット !!
ピアノやハープシコードの表現力は特筆すべきところです。
楽器/空間/静けさ、どれもすばらしい再現をしました。
ソフト内の情報を180%引き出したのではないでしょうか!!
ただ、どうしても「ヒバキューブ」の高さを揃えることができず、極低域がボンついたのでスピーカーユニットの上にチョンマゲを置きました。
これで、あまりボリュームを上げなれば、JAZZのベースも大丈夫vです。
音が太く濃い👍
しかし、SONYはスゴイ!! スピーカーシステムを作り上げましたね。
mockupSONYSS-A3B
本日、最後にRCAケーブルをCANAREからシルテックに交換して試聴しました。
高域の再現は情報量が更に増えて、弦の響きや胴鳴りが更に細かく聴こえましたが、幾分、音の線が細くなったような気もします…。CANAREの赤白ケーブルは立派です。
鳴らすのは難しいけれど、この再生音を聴けば、きっと欲しくなるスピーカーシステムです。
また、美しい音楽表現が得意なヨーロッパのスピーカーシステムとは少し異なり、日本流の「音に艶」をのせるピーカーシステムとも言えるでしょう。
うーん (>_<) マイスター・ミュージック専用スピーカー鴨🐤しれません…。
が、しかし!! Cross Talkが、もっとすごかったことはお伝えしますね。
ピアノもサックスも生演奏でした。
そう、生演奏の再現!!

SONY   SS-A3B    La Voce」

に、一番ふさわしい言葉でしょう。👐

mockupSONYSS-A3B

次回もお楽しみに!!
mockupSONYSS-A3B
お気軽にお問い合わせください !!

リユースオーディオ  モックアップ

〒950-0324
新潟市江南区酒屋町182-1

TEL: 025-385-6602

Email: info@mockup.jp

■営業時間 10:00~18:00

(毎週火曜日  13:00~18:00)