ビィンティージ国産スピーカーを聴く № 79

SANSUI  LM-033ーⅡ

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一か月以上、スピーカーの紹介が空きましたね…。
そして、今回のLM-033は以前に
『ビィンティージ国産スピーカーを聴く№31』
で、紹介していました。
ではなぜ、また紹介するのかと申しますと、№31では鳴らしきれていなかったことと
今回は鳴らし切る自信があったからです。👐

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先ずは、試聴機器から紹介します。
アンプはシンプルな6BQ5のシングルアンプ。
チョークコイルも、あーりません。

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CDはいつものAH!にシルテックのRCAケーブルでプリは使いません。

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しかーし!!

以前に紹介したとおり、CDの電源にはアンプと同じくチクマのタップを使用しています。
これが、秘策「その一」でした。

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さぁ~!!

接続も全て完了して音出しです 👍

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最初に聴き流したソフトは (@_@)

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シリーズものの、ふーるいソフト!!
はは、ネーミングがすっばらしい 👐
『JAZZ 絶対名曲』っす “(-“”-)”

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このソフトは意外にライブ録音が多く収録されており、LIVE感はとても良い感じ。
中域のぶ厚い音に、店主は「にやり」っす  (/・ω・)/
先回の試聴で失敗したのが、低域のコントロールでした。
この時は相当に悩みましたね…(;´∀`)

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今回の秘策「その二」は「ヒバキューブ」でした。

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少しぐらつきますがノリタケを縦に置いて、ヒバキューブを載せました。
この「ヒバキューブ」との出会いが無かったら、今回二度目の試聴はあり得なかったでしょう。
続いて、試聴したのが「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」!!

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いゃあ~!!

25.5センチのウーハーは力がありんすね (-_-;)
ベースが響き過ぎ (>_<)
先回の苦悩がよぎります…

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ノリタケに替わる、ちょうど良い高さのスタンドがないので
ここは経験値により、スピーカーを支えるヒバキューブの数を増強っす!!
当初、片側四個で受けていたヒバキューブを倍の八個へ増やし 👍
noonでは、更に片側二個追加して十個体制に変更しました。

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ビビる寸前の低域が

『厚く、厚い、熱っちぇ、熱を帯びた中域

に、変化した瞬間です!!

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低域の振動が弱まって、中域が持ち上がったのか
低域がヒバキューブ効果により中域として増強されたのかは、わっかりませんが…
もう、何を聴いてもすばらしい 👐 👍 👐 👐 👐
ライブ感漂う演奏に、また店主は三十分ほどウトウト (-_-;)

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ここは、やはり聴きなれたCross  Talkを!!

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いゃあ~

ネットワークが入っていながら、この自然なライブ感はすばらしい!!
このような、鳴り方は初めて聴いたかもしれないです。
ちはるピアノも、清吾サックスも、とにかく自然な響きなのです。
これが、LINEARMOTION  DRIVERの力でしょうか。

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最後に弦を天満さんで (=゚ω゚)ノ

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自然なホール感。ホールの中でバイオリンとピアノが相互に響き渡ります。
ここまで、ボリューム位置を変えずにソフトだけを変更していました。
気が付いたのが、Cross  Talk「白い森の音楽祭」の録音レベルが天満さんの録音レベルと同じであったこと。
JAZZの録音、普通はレベルが高いですよね。
蔵の響きを生かした録音を目指したのでしょう。
録音エンジニアはもしかして、クラシックを担当されていた方だったのかもしれません。
初めて気付きました。 (-_-;)

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では、最後にLM-033をまとめます。
低域から高域まで自然なつながりで、解像度も高く、まるで大型スピーカーを聴いているようです。
音色♪はライブ感あふれるLM-011と大差ありませんが、ウーハーの口径が大きいだけに低域の迫力が違います。
最初の印象と同じく「ピアノの再生」はピカチュウじゃなくて「ピカ一」です!!

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また、ボーカルはボリュームを上げた分だけ前に出てきます。リアルっす!!
この、LM-033を鳴らすには低域をいかに「コントロール」するかが『鍵』でしょう。
鳴らしやすさはLM-011ですが、迫力はLM-033です。
ウーハーのバッフル厚は38ミリもあるようですが、低域の制御には『ヒバキューブ』が最適でしょう。
市販の木製インシュレーターは「硬すぎ」です!!
Mockupでは、一個100円(税込・送料別)で販売中!!
音の次元が変わりますよ 👍
ただし、小型バックロードホーンには不向きです。響き過ぎるのです。

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LM-033はあまり人気が無いようですが、鳴らし切れれば一生満足できるスピーカーシステムだと思います。
LM-011がシリーズ中で「一番まとまる音」とか言われていますが、たぶんLM-033を鳴らし切れなかった言訳でしょうか…。
質の高いソースを入れれば、シッカリと答えてくれるスピーカーシステムでした。
生意気なことを書きますが、オーディオで大切なことは「接点」を極力少なくすることと、スピーカーシステムを響かせる努力と良質の電源周りの採用でしょうか。
プリアンプの使用も接点の増加という点では、たぶんマイナス要素だと思います。
ただし、店主のあくまでも経験値です…が
いつまでも聴いていたい…LM-033の最終評価です。m(__)m

このスピーカーシステムは完売したしました※

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次回も、お楽しみに!!

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