もう一度、聴きたい♬ G103⑤ (最終回)

今日で、楽しい三連休は終わりですね 👐
新潟では、7/16・17の二日間、ジャズストリートが開催されていました。
ライブ会場は、さぞかし賑わったと思います。
では、最終第五回の試聴記をお伝えします。
先回は『素直で透明感あふれる鳴り方にはビックリっす !!』で終わりましたね。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

はじめに、今回の試聴機器も全く変わりありません。
AH!のCDにアドバンスの2A3と球プリケーブルはシルテック!!
今回も試聴に使用したソフトはこの四枚!!
mockupもう一度、聴きたい♬ G103

ところが!! (>_<)

日を追うごとに、音が悪くなり…
と、言うよりも、左chスピーカーの真正面ではありませんが、ユニットの入っていない
空のエンクロージャーを置いていたことで、左右のスピーカーに音圧差が出ていたのです。
右chの音が小さく聴こえて…当初は、音質を感じるより、左右の音圧差に惑わされていました。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

にっちもさっちも、どうにもこうにも、まいった…店主っす。
幸運にも、店のリファレンス用に購入した、スピーカースタンドが届いていたので
試しに、KRYNAと交換してみました。
スピーカースタンドを変更しても、左右の音圧差に変わりなく、一緒に試聴して下さった
Eさまも店主と同じ音圧差を感じたので、思い切って店内の再点検を実施!!

分かりました!!

左chの前方、約1.5mに口を開けた空のエンクロジャーを発見 (゜o゜)
撤去したところ、やっと音圧差は解消されたのです。
しか-し、スピーカースタンドを変更してから、やっとG103の異変に気付きました。

Cross Talk「白い森の音楽祭」を聴くと、ちはるピアノが変なのです。
妙に薄っぺらな音…で…平面で…清吾サックスは逆に妙に生々しい (ーー;)

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

気付きました 💡 ✨
低域を感じないのです。低域が少ないのでピアノ🎹に立体感が出ないのです。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

で、本日は天満さんから試聴開始です。

ははっ “(-“”-)”

これはパイプオルガンの音ではなく、手回しの「ストリートオルガン」の音…♪。
ヒバキューブをスタンドの上に載せたところ!!

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

右chから、低域のパイプがいくぶん鳴るのが分かりました。
ヒバキューブは音を響かせることができるようですね。
バスレフダクトから、しっかり音は出ていますが…
ここまで来れば、原因はただひとーつ!! 吸音材の量です。
また、入れ過ぎでしょう…か…(ーー;)    早速、吸音材の減量に着手っす。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

リアバッフルを開けまする。
吸音材の量で悩みましたが、単純に「半分」としスピーカー端子の部分には逆に追加しました。
高さ12cmを6cmに。でも、たったこれだけで音が変わるのでしょうか…(゜o゜)

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

下の写真は、最初に入れた吸音材の量です。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

考えられるのは、ユニットの背面に吸音材を置くことが悪いのかもしれません。
なお、エンクロージャーの角にも吸音材が当たるように、板厚分をはみ出しておきました。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

リアバッフルを入れるにも、少しコツが必要です。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

そして、懸案だった木ネジの空回り箇所は、竹箸を削って埋めました。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

スピーカーケーブルの変更は、ファストン端子の在庫が無いので見送り👍
ユニットの取付ナットはマス締めをしました。締めてて良かった。
片chはかなり緩んでいました。
※ 下の写真は取外し時の写真です

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

さぁ~改修が終わり音出しです。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

Cross Talk「白い森の音楽祭」から!!

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

ちはるピアノ🎹に、ピアノの音が戻ってきました。弦が躯体に響きます。
清吾サックスは、少し薄く感じましたが、本来の響きでしょう。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

天満さんのバイオリンが、ホールの中で自然に響きます。
パイプオルガンの低域は、筒から空気が出て響く低域を感じました。
10cmユニットです。
高音圧での重低音は当然無理ですが、パイプオルガンらしさが戻りました。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

ヘレン・メレルさんは、大変貌!!
ドラムやベース、ピアノやトランペットが、スタジオ内に静かに響くのです。
「響く」の言葉を多用しましたが、まさにこれまで無かったのが「響き」でした。
殺していたのは、大きさが、たった『170mm×60mm』の吸音材です。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

ケイコ・リーさんのボーカルは最高!! 👍
ホール感も十分で、ピアノの響きも最高っす (/・ω・)/
迫力が欲しかったら、ボリュームを上げれば大丈夫v
相当の音圧で鳴りますから!!

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

まとめます!!
この「100K03」ユニットは、「FE-103」の廉価版ユニットでしょう。
瀕死のユニットでしたが、無事に生き返りました。
今回のように、少し手を加えれば、また元気な音を聴かせてくれます。
中域が厚く透明感のあるボーカルは最高でした。
小~中音量であれば、メインで十分に使えますぞ!!
各楽器もLC-12Sのように等身大までではありませんが、とても素直な表現をします。
今回、音が詰まったり、低域が出ないのではなく、ただ吸音材の量が多かっただけでした。
それにしても分からないのが、この以前のシステムの吸音材の量ですね。

摩訶不思議!! 

それより、スピーカーシステムの前面付近に物を置くのは、絶対に止めましょう m(_ _)m
連休、お疲れさまでした。

mockupもう一度、聴きたい♬ G103

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