お知らせのとおり!!
大阪西の苦情さまより、投稿のメールが届いておりますので、紹介させて頂きます (/・ω・)/
それでは、西苦情さま!!
よろしくお願いいたします。
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【令和四年四月二十二日(金曜日)】
Mockup襲撃から、ひと月が過ぎました。
その節は、たいへん厚い おもてなしと美味しいお土産を頂き、ありがとうございました。
…こちらこそ、たくさんのお土産をごちそうさまでした m(_ _)m
その際に大阪へ連れ帰った「サバの開き」が
46年もの歳月を経 て、美しいアルゼンチン号に仕上がりましたので
課題のレポートを提 出します。
以下は、その「塗装編」です。
摂津の古い模型屋さんのショーケースには
船の得意なおやっさん が作った、大小さまざまな完成品の数々。
全部プラモデルなのだが、 どれも「作品」と呼ぶにふさわしい
上品ないい味が出ていて、一見「 ウッド」か「ダイカスト」の
クラフトかと疑いそうになる。
どうせ船をやるなら、こんなのを作りたいもんだ。
細かいディテール を忠実に再現した精密モデルなど僕には到底ムリ。
だったら、こっ ちの路線を目指して船の製作をやろうではないか。
そうして頭の中で
「小洒落たクラフトシップ」
という仕上がりイ メージだけは出来上がった。
酒屋町から帰った翌日、お墓参りを済ませてさっそく造船所開き。
船体を貼り合わせて継ぎ目を埋めたら、そのイメージ目指して三日 目から塗装開始!
まず船体は、完成品に深みを持たせるため、やや黄味がかったクリー ム色に。
阪神プロジェクトで作った「大阪色」の残りに、ビン一杯 まで白を継ぎ足すと
イメージ通りの、薄アイボリーが出来上がる。
船は艶消しが基本で筆は縦塗り…
という模型屋のおやっさんのアド バイスに従い
縦にシュッシュと筆を走らす。
押さえつけず、筆先だ け使ってシュッシュッシュと。
一旦乾いたら、もう一度ベットリ重ね塗り。
「さんふらわあ」で学習した のは、船はペーパー掛けで引き立つという事。
後の磨き上げも考え て、船体は少し厚ぼったく塗る。
ビン一杯に作った「フネ色」が最後まで 足りるかどうか。
ペーパー掛けは弱い力で撫でるように。
#400で筆ムラを均した ら番手を#600、#1000と順に上げていく。
舷窓やドアのモ ールドを殺さぬように軽く優しく
車のワックス掛けみたいに、小さ く丸を描く要領で少しずつ丁寧に。
無意識に力が入ってしまった時 は!
『これは磨く作業だ!! 削る作業ではない』
と自分に言い聞かす。
こうして船体の磨き上げだけで丸1週間。
素焼きの陶器のような、美 肌の船体が出来上がった。
船尾も継ぎ目がキレイに消えて、ン~ なんてセクシーなお尻!
船底は赤+隠し味程度の黒でほぼ軍艦の艦底色。
ところが、同じよ うに船底までペーパー掛けしたらこれが大失敗で
見た目はくすん でみすぼらしいわ、茶色い粉で周りも汚すわで
ド最悪!
それで上から塗り直したら、今度は艶消しフラットベースを入れ忘 れていた。
結果、これが絶妙の半ツヤになって、鈍い輝きが程よい味 を出してくれている。
結果オーライながら、ここまで船体の塗装はバ ッチリである。
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