OTTO SX-811
お待たせしました!!
二回もお知らせをしたとおり、OTTOの第四弾はSX-811の紹介です。
オーディオの足跡を見る限り、SX-551の翌年発売の1977年発売で紹介されていました。
今回紹介した経緯は、お客さまからOTTOの問い合わせをいただき、店主が在庫を確認していた時に、このSX-811を発見した次第で…
実はYouTubeでもこのスピーカーを紹介しており、在庫も偶然発見できたので鳴らすことにしました。
さぁ~先ずは、セッティング 👐
441MKⅡと同じくノリタケブロックに載せただけ “(-“”-)”
そもそも、このいい加減なセッティングの時に、あることに気づけば紹介はもっと楽だったのですが…
当初、アンプは6BQ5で鳴らしていましたが、なぜか片CH少し不調のため翌日には300Bに交換しました。
音は、ひどいものでした。カサカサして紙臭く…
翌日は土台をしっかりと固め!!
…ここでも気づけば良かった…(ーー;)
アンプも交換し
開店準備も終えて本格的に試聴を開始しました。
なぜか、シャッグレーバーのオケから 👐
はは (ーー;)
聴いていると、店主すぐ睡魔に襲われウトウトしました。
はっ!! と気が付き、まだ眠いのでイスの座面に頭を当てて、身体をほぼ水平状態にして聴いたところ雰囲気はそんなに悪くなかった👍
耳の高さにツィーターとウーハーの間あたりが来るセッティングがベストのようであることが分かりました。
この日は、外出しての用事があったので午前中で一旦試聴は終了しました。
用事を足し店へ戻ったところ、外出先で電話を頂いていた買取のお客さまがご来店!!
ヤマハの1000MMをチェックするため鳴らしたところ、これがなかなか良い音に感じるではあーりませんか
SX-811の高域が貧相に聴こえます (ーー;)
この日は諦めてHPにSX-811紹介の「お知らせ」だけを掲載しました。
さぁ~翌日っす!!
スタンドのかさ上げをすれば楽勝🏁、楽勝🏁と 👐
コーラルのウッドブロックはLS-1000の下敷きになっていたので、店奥の二階からダイヤトーンのDK11を見つけて、ノリタケの上へ置きました。
さぁ~!! セッティングは完璧 👍 (これが大きな間違い( ;∀;))
やはり、カサカサした音 “(-“”-)”
早々にアンプとの相性に逃げた店主でした…
「アンプの力不足さぁ~(@_@)」と、前日に譲って頂いたトランジスタアンプに逃げました。
シスコンのアンプですが、グラフィコ付きでした。
さすがサンスイ!! シスコンのアンプでも、トランスがシッカリしています。
力でSX-811が鳴り始めます。奥行も少し感じられて良い感じでしたが、結局は薄っぺらな音にしか聴こえませんでした。
大丈夫、最後の砦がありますから 👍
三栄無線のMOSアンプ !!
セッティングを終えたところで、遅いお昼にしました。
この後、ご来店の連絡を頂いていた遠方のお客さまがMockupへいらっしゃいました!!
ありがたいことです👐
小音量でのBGMに悪い感じはしません。はは、やはりMOS-Fの力だー(/・ω・)/
お客さまがお帰りになられた後から、本格的に試聴を始めました。
ダメ!! ダメダメ!! 何を聴いてもダメ✖です。
シャッグレーバーのピアノ録音もひどい音に聴こえます。
とにかく、雑なカサカサした紙臭い音にしか聴こえません。低域も雑!!
中域を感じられないのです。
本当に今思い出してもため息が出ます (>_<)
問題のホコ先はスピーカーにも向けられます!!
「裏はパーチクルボードがむき出しの三万円代の安いスピーカーだし、良い音で鳴るわけないよ」
「ユニットもちゃちぃし」
胸の奥で、店主の言い訳が聞こえてきます…
「言い訳はするな!!」
「できない理由より、やる方法!!」
「知恵のないやつは身体を使え!!」
くそー!! なぜだー”(-“”-)”
他の人の評価は悪くなさそうだし…
救いは、一枚のCDでした 👐
コルトレーンを聴いたら、そんなに悪くない…
カサカサの音だから、カサカサの音が合うんだ!!
そうだ、このスピーカーに不足している中域の厚いソフトで鳴らせば良いんだ👐
はは”(-“”-)” ユーミンもだめ✖
ここで「🏁」と心の奥で声が聴こえました。
「おやじ、フロアー型スピーカーは持ち上げない方が良いんだよ」と
昔、むかし、息子から聴いた言葉でした。
実は気になっていたのでしたが…
ダイヤトーンのスタンドとSX-811の間に、オンキョーのインシュレーターを挟んでいたのです。
スピーカースタンドの上に直接SX-811を置けばよいものを…
早速、インシュレーターを撤去しました。
エアコンも空気清浄機も全て停めて試聴開始です。
Cross Talkを 👐
今まで、聴こえなかった音がありました。
と、言うよりCDに入っている音がすべて高い音圧でリアルに、演奏の感動とともに押し寄せてくるのです。
鍵盤を叩いて弦が響き、弦が鳴り止むまでの余韻、サックスへの息の吹き込むようす などなど
音のシャワー? まだ、表現が生ぬるい…か
聴いていて楽しいのです。演奏で清吾さんとちはるさんの性格まで伝わってくるようです。
ニコニコしてピアノを弾くちはるさんと、少し気ムヅカシイ顔でサックスを吹く清吾さんの姿まで現れました!!
店内ではかなりの音量で聴こえますが、店の外では音漏れが少ない。
そう、生演奏、ライブと同じ鳴り方です。
この投稿を作りながら、またCDを丸々一枚聴きましたよ!! 演奏に感動しながら (/・ω・)/
この「ヴィンテージ国産スピーカーを聴く №63」はCross Talkのお二人に捧げまっす!!
清吾さん!! ちはるさん!! また、聴きにおいで(/・ω・)/
きっと、自分の演奏にびっくりするよ~
最後にSX-811をまとめましょう~
外観から想像できない鳴り方をするスピーカーです。
高能率のホーンツィーターと30cmウーハーは伊達ではありませんし、能率も非常に高く感じました。
ツィーターの振動板は金属ではなく、たぶんポリエステルフィルムでしょう。
クセが無い分、聴き疲れもありませんが、店主のようになから(いい加減な:多分新潟弁)なセッティングでは、高域不足を感じます。
店主は何度もアッテネーターを調整したことか ( ;∀;)
低域は良く分からない「NRB(無共振低域補償)」なる方式が採用されています。
バックロード+バスレフの一種でしょうか…
確かに、低域は「心地良い音楽」を演出しています。
再生する低域帯の下を欲張っているのではなく、きっと自然な低域の響きを目指したのでしょう。
このスピーカーを鳴らすコツは、低域と高域のバランスをとるためセッティングは、固くならず柔らか過ぎずです。直接床置きもありかと…
なお、SX-811のライブ再生は一音一音がシッカリと聴こえ届くので、TEACのS-2001よりリアルに聴こえるかもしれません。
天満さんのバイオリンも高くスピーカーを離れ、店の天井付近で聴こえました。SX-441MKⅡと同じ鳴り方でだったことも、お伝えしますね。
店主の想像ですが、もしかしたらこのスピーカーシステムはアトミックあたりに丸投げして作らせたような気がしました…。
長文、お読みいただき感謝申し上げます。 店主
次回もお楽しみに♬
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