OTTO SX-441MKⅡ

久しぶりの「ヴィンティージ国産スピーカーを聴く」になりました 👐
今回紹介するのは、OTTOのSX-441MKⅡ
お客さまから問い合わせがありました。
個別に写真を送るより、このコーナーで紹介するのが手っ取り早いと考えたのは、大きな間違いでした…。

SX-551、661と無難に鳴ってくれたので当然441MKⅡも楽勝と考えたのですが…。
まったく鳴りません (ーー;)

高域がキンキンして “(-“”-)”
CDは、いつものAH!

アンプはトライオードの6BQ5のシングルから始めたのですが、途中、お客さまが来店されてデモ機で外出してしまい。

交代要員は2A3のシングルをチョイス 👍

ダメダメ (ーー;)
どのソフトを聴いても高域がキンキン!!
天満さんは聴けたものじゃありません (>_<)

困った…

ただ、サンスイのSPケーブルが独特の音を出していることが分かったので、CANAREに戻しました。

それほど、感度の良い高域ユニットとも言えるでしょう。

閉店時間も過ぎたので、最後の砦として加藤晴之のデジタルアンプに交換!!
少し高域はおとなしくなったかな…

ん~翌日に持ち越しました (/・ω・)/

開店から鳴らし始めましたが、加藤晴之のデジタルアンプでも高域がギンギンギラギラ (@_@)
オーディオの足跡では、SX-551と同じ高域ユニットを使っているように書かれていましたが、まったくの別物のようです。
やはり、スタンドの高さが間違ったかとスピーカーのセッティングを変更!!

ノリタケを立てて、オンキョーのインシュレーターを置いてセッティング完了。
しかし、ここでトラブル発生!!
加藤晴之のデジタルアンプがあの世へ行かれてしまいました。
アンプの各接点をクリーニングしてスピーカー端子のLchをつなぎ、Rchのマイナスを端子へ差し込んだら、スピーカーから「ガサッ」と音がしたので「オヤッ」と思ったのですが、プラスを差し込んでも「音」は「まったく」出ず…
(ーー;)
店主、イライラがピークで電源を入れてボリュームを上げたままで、SP端子をつないだのかもしれません…。
もともと、少しRchに音が偏っていたので、寿命だったのでしょう。
壊れるものは、何をしても壊れるものですから寿命だと諦めました。
次に選んだアンプは300Bシングル!!

少しは音がこなれてきたようです (/・ω・)/
ただ、SX441MKⅡは密閉エンクロージャーでありながら能率が非常に高いのと、パワーアンプだけでは少し音が粗いので、いつものプリを入れました。
かなり、敏感なスピーカーです。

だいぶ、音がなじんできました。
小音量では、良い感じです。
途中、お客さまがご来店。BGM程度の音量で流します。
ここまででHPの入力は終わり、いよいよ本格的な視聴開始です。
Cross Talkから!!

いつも聴く七曲目の「追憶のテーマ」から👍
うーん…情報量がいつもと全く違う “(-“”-)”
ちはるピアノの鳴り方が違う、清吾サックスにテリが出ている…ってことは!!!
天満さん登場 👐

ははっ (゜o゜)
あのね、バイオリンをプロジェクターとするとスピーカーから出たバイオリンの映像が店の天井でひとつとなり、店の天井でバイオリンが鳴っているのです。
ステージで弾いている、天満さんのバイオリンがホールの天井で響き渡る!!
スピーカーの正面からバイオリンが聴こえないのです。
天満さんのCDを聴いて初めての経験でした。
もちろん、Cross Talkも初めて聴いたリアルな演奏!!
ひらめいて💡 シャッグレーバー録音のオケを!!

マイクの位置が分かりました。天井(たぶん)の吊り下げマイク、左ch側をステージのオーケストラ側に、右chは客席側に向けて録音したように聴こえます。
もしかしたら、正解かもしれませんね 👐

そろそろ、まとめまっす!!
とんでもないスピーカーかもしれません!! SX-441MkⅡは (゜o゜)
先ず最初は、高域がギンギラギンだった件について。
おそらく前の持ち主は、ほとんど聴いていなかったのではないかと推測します。
スピーカーのエージングが済んでいなかったのでしょう。
店主も購入してから、ほとんど聴かず二十年ほど経っています。
きっと、一聴して聴きたいと思わなかったのですね441は。それほど、最初の音はひどかった (@_@)
たぶんエージング不足が正解でしょう。 (ーー;)

ウーハーがSX-551と全く異なります。
クルトミュラー製のコーン紙は同じですが、エッジが551はラバー、441は布製のようですが動物の毛皮のようなモッタリ感があります。

セッティングはかなり難儀するでしょうし、接続する機器も高品位でなければ鳴りません。
このスピーカーは!! (ーー;)
ただ、鳴らし切れば何でも鯉で泳ぎまっす!!
ヨーロッパ系の音でも無いし、アメリカ系でも無いし…。
661は深いヨーロピアンサウンド、551は渋い渋いサウンド、そして、高解像度のドームツィーターと軽量コーンのウーハーが奏でる十分な低音はまさに、メイドインジャパンの音ではないでしょうか (=゚ω゚)ノ
SX-441MKⅡは同一ロッドでした。


今回は、OTTOのSⅩ-441MKⅡを紹介いたしました。
このスピーカーも不思議ですね。441だけがMKⅡになっているからです。
551が爆発的に売れたので、441は中途半端なものを出せなかったのか、予算的に余裕ができたので徹底して良いものを作ったのか…

次回もお楽しみに♬
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