№20 久しぶりに鉄道車両のプラモデルを紹介します。
東宝模型工業 1/50 国鉄 C10蒸気機関車
このモデルの金型は、他社に渡り最後は大滝製作所が販売していました。てっきり、大滝製作所が作製した金型だと思っていましたが。
すばらしい箱絵です。ナンバープレートや標識灯など、時代考証がしっかりされています。作者名を左下に見つけました。
拡大してみると((((((゜ロ゜;
SとKが最初に見えますが…もしかしたら
小松崎茂が画かれた箱絵であることが分かりました。上のサインは当店に陳列してある連合艦隊のサインを拡大したものです。小松崎茂は写真を見て画かれたのかな? もしかしたら、近くの機関区へ直接行って画かれたのかな?想像するだけで楽しくなります♪モデルを見ましょう!!
細かい部品が見えますが、小型の蒸気機関車ですから、思った以上に少ない部品点数のようです。中でも、
スポーク車輪は見事にスポーク部が抜けています。今の車輪は一体圧延車輪ですが、昔はスポーク部分(輪芯)と外周のタイヤ部は別に作製し圧入?焼きばめ?していました。このプラモデルもパーツは別で輪芯にタイヤ部を接着します。
大変良く出来たプラモデルだと思います。
説明書です。な、なんと、C10の説明書きは手書きだと思います。手書きのプラモデルの説明書は初めて見ました!!
これが、手書きのC10の説明書きです。東宝模型工業株式会社は栃木県にあったのですね。
分かりやすい組立説明書になっています。C10は、今でも大井川鉄道で活躍していると良いのですが…。
タンク機関車なので専用の飾り台も短く、レールを接着するタイプでした。大滝製作所はレールも一体型になっています。飾り台に貼るシールもちゃんと附属していましたよ♪(´ε` )
接着剤は複数本入っていました。また、
箱絵は別に飾れるように、説明書の上にミニチュアサイズ入っていました。サービスが良いです!!実は当店に、もう一台東宝模型の蒸気機関車プラモデルがあります。
C11蒸気機関車です。箱の傷みが激しいので紹介できませんが…。なお、箱絵は残念ながら小松崎茂画伯ではありませんでした。
何とお読みするのか?? でも、バックの給水塔がノスタルジックではあーりませんか。ちなみに両蒸気機関車の定価は1,200円でした。
前の持ち主は2,000円で購入されたのかな?しかし、この時代で箱のデザインも完成されていたなんて信じられない気持ちです。
今回は東宝模型の1/50スケール国鉄C10蒸気機関車を紹介しました。鉄道のプラモデルはアオシマ文化教材社が頑張っています。応援したいですね!!