ヴィンティージ国産スピーカーを聴く(特別編) №55

DAINICHI  ONKYO (たぶん)

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今回は、メーカー名も良く分からないスピーカーシステムなので特別編といて紹介いたします。
このスピーカーは4Ωの20cmフルレンジを二発直列に接続し、後面開放型のエンクロージャーに収めたシステムです。カラオケ用でしょうか ???
今回は、裏側から紹介いたします。

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これが、スピーカー裏側の写真です。
むかしのテレビの裏蓋は紙に木の粉を混ぜたようなものを使っていましたね。
裏蓋を外しました。

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はい!! このように4Ωフルレンジ直列に接続されていました。
インピーダンスは当たり前ですが4Ω+4Ω8Ωですね (/・ω・)/

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DAINICHI  15W  4Ω  9DAと表記されています。

端子の内側はこんな感じです。

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スリット部分には、防塵用として薄いフェルト状のものが貼ってありました。
さぁ~試聴の開始でっす👍
システムは球&球で変更はありません。
先ずは、先回紹介したSONYのスタンドに載せて軽く聴きます!!

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先ずは、ケイコ・リーさんのLIVEから

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フルレンジの直列接続ですから、帯域は狭く高域と低域は当然不足していますが、Vocalは悪くありません。
アコースティックギターはSONYより自然な感じかな…
さぁ~スピーカースタンドを交換です。

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固い木製のスタンドに変更しました。スタンドへの直置きでは音がつまってしまうので、オンキョーのインシュレーターをかませて箱も鳴らします!!  気持ち、銅(金属)の響きも加わり高域に明るさも加わりました。
ここで、遅い昼食をとって
次のソフトは👐
今井信子さんのビオラ&ピアノ♬

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不思議です、レンジは狭いのですが録音されている音は、レンジが狭いなりに全て聴こえるのです。
球の誘惑か糖尿病のせいか、やはり聴いているうちにウトウトしてきます。
試聴のイスの背もたれに首をあてて寝る体制をとったところ、膨大な音場が現れました (ーー;)

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スピーカーから、かなり試聴位置を下げていました。

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パワーを少し上げていたので、スピーカーの裏蓋がビビるのでしょうか、ffでは音が少し歪みますが、音場の気持ち良さと眠気でかまわず…そのまま…子守歌がわりで…
このフルレンジユニットはホワイトのダブルコーンで高域特性を延ばしてしました。

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LEDライトを当てて撮影しました。

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聴いたところでは、18KHzまでは伸びていると思います。
後面開放ですから、低域はせいぜい90~100Hzの再生がやっとかな “(-“”-)”
スタンドをさらにOPERAの木製スタンドへ替えることにしました。
一見スピーカーの位置が高いように思われますが、大丈夫👍 音が下へ降臨するのです。
イスに座って、下のフルレンジが耳の高さぐらいになりました。

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最後のソフトでっす!!

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ビルエバンスはこのスピーカーを鳴らすためのソフトのように、Live感たっぷりに再生します。
ピアノも悪くない👍  ベースが妙に生々しい 👐
ドラムのシンバルも頑張ります!!

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まとめます。安価で販売されていたスピーカーシステムだったのでしょうが、学ぶところはたくさんありました。
フルレンジユニット直列接続のメリット、後面開放の音場、ネットワークの弊害…
ハイファイではありませんが、欲張らない帯域でLIVE感たっぶりで聴き疲れのしないスピーカーでした。
ただし、スピーカーはスピーカーで変わりありません。録音は全てあらわにします👍

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次回もお楽しみに♬
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