ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №49

ALPINE/LUXMAN  S-007a

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今回は、LUXALPINEの支援も受けていた頃に発売したスピーカーを紹介いたします。

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システムは先回紹介したPIONEERCS-W5のままです。

アンプは三栄無線6BQ5シングルに、プリは同じく三栄無線MOS-Fで接続ケーブルはhina伊吹です。

あっ!!  スピーカースタンドもKRYNAのままです。

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最初の音出しは、何を聴いたでしょうか…いつもどおりに聴いていましたから、Jazzかバロックかな♬

そうそう、コルトレーンからでした。

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まぁー低音が、ベースが、ボコボコに鳴ります (゜レ゜)
たまらず、オンキョーのインシュレーターを下に入れました。

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今回も難儀しそうです…音がまとまりません。
先ず、KRYNAスタンドを疑いOPERA木製スタンドに交換。

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ははは (ーー;)

もっと低域がボコボコ

なぜか、もっとシッカリと鳴りそうな気がして…試聴は翌日に持ち越し!!

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心当たるところは、いくつかあったのですが、先ずはスピーカースタンドをカッチ・カチの木製スタンドに交換しました。

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鳴り方は少し向上したような  “(-“”-)”
次の一手は、プリを球に交換しました。

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球 & 球 👍 これで、鳴るでしょう~

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ALPINE/LUXMANですから、やはりClassicかと (/・ω・)/

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まったく感じは変わりました!!
しかし、ピアノの音がオクターブ上がった感じとオケの弦が「弦」の音になっていません。
負けず嫌いの店主は悩みます・・・こんな音で終わるLUXMANではない!!

あっ!! (゜o゜)

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そう言えば、このモデルのウーハーはDIATONEのDS-300・500系と同じく高分子材のL.C.P.を使っているようです。「オーディオの足跡」によれば、金属にも匹敵する非弾性を持っているそうな。
金属の振動板と言えば、VICTORSX-L3と同じ!! hina伊吹が合わない!! 
直感で閃きました。また、解像度不足は三栄無線6BQ5の限界であることは感づいていました。
ものは、ついででスピーカーの置く場所もクリプッシュスピーカーの前まで下げました。

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アンプも交代です!!

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K.A Lab300Bの登場でっす (/・ω・)/

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RCAケーブルはROKSANHDC-2Aへバトンタッチ👍

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300Bはさすがですした。余裕でS-007aを鳴らし始めました。

弦の音がハッキリわかる今井さんのビオラ👐

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ダメでした。解像度は上がったのですが、やはりピアノと弦の音がカサカサ。特有の音が出ます。
ROKSANHDC-2Aは高純度無酸素銅に高純度亜鉛メッキを施してあるようです。どうも、S-007aはとても純粋なスピーカーのようです。monitor pcも使ってみましたが、線材も分かりませんし銀メッキコーティングは銅を固くするのでしょうか、特有の音は消えませんでした。

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最近の線材では合いません…最後の望みは、ウェスタンケーブル(たぶん…)👍

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か、変わりました!!

カサカサは消えましたし、低域のボコボコも消え失せました。
この写真撮影後、Lchのハンダが外れて音が出なくなりましたが…
ケイコ・リーvocalも悪くない。

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ただ、音が寂しい…

もう少し、ふくよかさ温かさが欲しいところです。少し平面で少し固い感じが抜けません。

最後は (@_@)

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THORENSしかないでしょう👐
最後にGARMANYとあります…見た目も monitor pcに似ていますが、ウェスタンよりは音に厚みが出てきました。
奥行、左右の拡がり、全てにおいて完璧な解像度です。

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ショボイ店主がまとめます。
S-007aは奥行のある縦長のスピーカーボックス。バスレフダクトは穴だけでポートはありません。
ボックスは叩くとポコポコ言うほど剛性は高く設計されていないようです。
要らない入力、不要なものを取り除けばスッキリくっきりの隠すところの無いようなクリアな音が出ます。
ただ、少しクールな感じを受けるのはLUXMAN球アンプで鳴らしていないから👍
ラックストーンで鳴らすことが前提のスピーカー!!  店主のS-007aまとめでっす。
mockupALPINE/LUXMANS-0007a
今回は、ALPINE/LUXMANS-007aを紹介いたしました。おそらく,1980年代終わりごろのスピーカーでしょうか。こざかしい鳴らし方では全く相手にされませんでした。純粋な入力のみ、純粋な美しい音楽を奏でるスピーカーのようです。挑むときには、ふんどしを締めて鳴らしましょう。うまく行けば甘美な音の世界に陶酔できるはずですから。すばらしい響きで、いま店内で鳴っています。かなり、つかれました…(ーー;)

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次回もお楽しみに♬
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