PIONEER CS-W5
このCS-W5スピーカーをご存じですか。店主、今まで聴いてきたスピーカーの中で、DS-30Bと共にCS-W5の音色が好きでした。
デザインがもうひとつあか抜けていれば、大ヒットしたスピーカーだと思います。
今回試聴に使いますシステムはVICTORのSX-L3と全く変わりありません。アンプはMOSコンビでケーブルはイギリス系、CDプレーヤーはAH!でケーブルはSiltechを使用しています。
さぁ~試聴開始です。ビルエバンスから👐
ピアノとベースの解像度が大変高くて大変驚きました。きっと、見た目と音の乖離は感じると思います。
コーン紙は焼けていますし、ツィーターもコーン(樹脂系)で、白木づくり…もしかしたら、VICTORのSX-3の対抗馬で発売されたスピーカーかもしれませんね。
尚、ポリエステル系振動板のツィーターは、フレームからエッジごと浮き上がることがありますから、注意して下さい。
一番驚いたのは、演奏のバック?で聴こえる飲食店内の音?きっと、ガラスの瓶かグラスが擦れて出る音。
カキーンかな、カチィーンと乾杯する音でしょうか、あまりにリアルで「ハッ!!」(゜レ゜)としました。
続いてはバロックで👍
ステージの奥行感もあり、コントラバスの低音が優しく拡がります。
しかし、少し表現が平面的かな?とも思い、球との相性も考えましたが…先ずは、やってしまいました (ーー;)
アンプ交換の前にRCAケーブルをhinaの伊吹に交換してしまいました…”(-“”-)”
伊吹に替えると、まったく音が変わります。音質的には表現は違うけどアンプの「ラウドネススイッチ」を入れた瞬間のような感じに陥ります。音の輪郭がくっきり、はっきりとなるのですが…
また、よせばいいのにソフトを
ケイコ・リーのLIVE録音に変えたから (@_@)
残念ながら、音の濃さ、しっとり感が足りません。やはり平面的な音なのです。
ソフトととの音色が合わない感じですね。
くっきりハッキリ傾向で平面的な音って…皆さまに伝わるでしょうか (>_<)
そう、「カサカサした音」が正しい表現でしょうか👐
アンプの交代!!
また、300Bも良いですが、PIONEER特有の能率の高いカラッとした音にはあまり緻密な音は合わないと思い、使ったのは三栄無線の初期製品、6BQ5のシングルアンプに交換しました。
ただし
プリアンプは三栄無線のMOSをそのまま使いました。
おおぅ!!
この音です👍
店主の求めていた、CS-W5の音は♬
LIVEのピアノが美しくリアルに響き渡ります。ケイコ・リーのvocalも👍
昨今の、値段ばかりのスピーカーより説得力のある音だと店主は思います。
この頃、PIONEERのスピーカーの裏側には取説がホッチキス止めしてありました。
傷んでいましたが、片側のスピーカーにはまだ箱に付いていたので紹介いたします。
意外とフラットな特性ですね👐
尚、CS-W5の純正端子はプラスチック製で劣化により壊れてしまうので、以前に店主がプッシュ式のスピーカー端子に変えました。
ところが、かなり使っていなかったためか、Lchのマイナス端子の接触が悪くなっていましので、思い切って端子を外し中を確認しました。問題はありませんでした。ねじ込んで入れるプッシュ端子の接触不良でした。
CS-W5のネットワークです👐
当時としては、かなりお金を掛けたネットワークですね。
フィルムコンデンサーはフォスター電機製でしょうか…ユーコン社製でしたね🙌
CS-W5は左右の区別はありません。ツィーターの向きを合わせるには、片chは逆さまに設置する必要があります。このため、PIONEERのマークはマジックテープで取り外せるようになっていました。
残念ながら、片側は行方不明となっています…が…
今回は、PIONEERのCS-W5を紹介いたしました。解像度も十分あり聴き疲れしないシステムに仕上がっていると思います。なによりも、2ウェイ3スピーカーなのですがフルレンジ的な鳴り方をします。やはり、ネットワークの設計及び箱もシッカリと作られていることが理由ではないでしょうか。両ウーハーともに布エッジですから交換も不要です。1970年代、PIONEERの名器の一台です!!
次回もお楽しみに♬
お気軽にお問い合わせください!!
リユースオーディオ モックアップ
新潟市江南区酒屋町182-1
TEL:025-385-6602
Email:info@mockup.jp
■営業時間 10:00~18:00
■定休日 不定休