VICTOR SX-L3
先回の №46で紹介した、PIONEERのS-A4SPTの隣に陳列してあったのが、今回紹介するVICTORのSX-L3でした。
また、安易な気持ちでS-A4SPTをスピーカースタンドから載せ替えれば、かんたん、簡単、と試聴を開始しました。
このSX-L3の発売時期はS-A4SPTと大して変わりないようです。ある意味、ライバルとも言えるかもしれませんね。また、VICTORもPIONEERと同じく、既に日本製ではなくなっていました ( ;∀;)
最初はPIONEERと同じくバロック音楽から~
VICTORですから、なんとなく似合いそうな気がして (=゚ω゚)ノ
システムは全てS-A4SPTを試聴したままで変わりありません。全て球です。
ウーハーの振動板はアルミでオブリコーン?振動板のセンターがズレています。
高域には、80,000Hzまで再生するネオジムマグネットのツィーターを搭載。
音はアルミ振動板特有の切れがありますが、なぜか平面的な鳴り方です。
また、また、迷宮入りの予感… シワ寄せはアンプに (/・ω・)/
小型スピーカーですからパワーを(@_@)
2A3に比べて音の太さは感じますが、300Bでもまとまりません。音がバラバラで…
※ 実を言うと、SX-L3が鳴らない理由は他にありました。この時、店主はまだ気付いていません。更なる悲惨な結果が待っていました。
こうなれば、残る道はMOS-Fしかありません…。
最初は球プリとコンビで鳴らしましたが、いい加減な音?中途半端な表現?は変わりません。
エィ!!
MOS-Fプリの登場です👍
ちなみに、S-A4SPTを先に鳴らしてみました。
2A3シングルで鳴らした音より解像度も上がり低域もスタンドの下へ降りてきます。厚い音に解像度が加わりました。やはり、S-A4SPTは良い音のスピーカーです。
しかーし !!
SX-L3はやはり鳴りません ( ;∀;)
鳴らない理由をスピーカーシステムのせいにしたくありません…
きっと、何か原因がある “(-“”-)”
もう一度考えてみました。ウーハーとツィ-ターはアルミ振動板…スピードが速い… … …
分かった!!
ケーブルだ👍
たぶん、hinaの伊吹は超ハイスピード!!
ハイスピード同士で
音速に達したのだ ✈
RCAケーブルをイギリス系に替えて、同じバロックのCDで試聴を開始しました。
はい!! 店主の読み通り、スピーカーとRCAケーブルの音色が合わなかったようです。
音がまとまりました。しかし、音の拡がりや低域のしまり不足は、たぶん木製スタンドが原因でしょう!!
スピーカースタンドをKRYNAに替えました。もともと、SX-L3の純正スタンドは金属製でしたから 👐
最終セッティングがこの形となりました。スタンドとスピーカーの間にはオンキョーのインシュレーターを入れ低域の調整を最後に行い完成でっす!!
コルトレーンがグッドです👍 サックスが良いですね👐
Jazzからバロックまで、何でもこなします。音の抜けが良く聴いていてすがすがしい気持ちになる音♫♪♬
ただし、大音量ではなくて適度の音量で鳴らすのがベストだと思います。ちなみに、現在のボリュ-ムの位置は、パワーが10時、プリは9時程度になっています。
SX-L3をまとめます。当時、一台の値段は25,000円でした。このスペックで、この音ならば、お買い得だったと思います。ただ、スピーカーユニットがオールアルミであることが、一種の癖のようなものを持ってしまい今回のようにRCAケーブルの相性だけでも本格的に鳴らすのが大変?だったのかもしれません。
ヤフオクの値段を見ると、SX-L3はS-A4SPTよりはるかに安い値段で取り引きされています。高性能であっても、鳴らし方にコツが必要となれば評価は当然下がってしまいますね。残念 !!
今回は、VICTORのSX-L3を紹介いたしました。このスピーカーは、セッティングで鳴らし切ることができれば、価格以上の性能を示します。一聴の価値あり !!
次回もお楽しみに♬
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