ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №41

FOSTER    UP-163 IN  CABINET

mockupフォステックスUP-163

今回紹介するのは、フォステックスのフルレンジUP-163が入ったシステムです。

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銘板等の取付は全くなく型番は不明ですが。

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サランネットには「フォスター」のマークが入っているので、メーカー製だと推定されます。

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サランネットも非常に丁寧に作られて、エンクロージャーもキットではないようです。

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先回のONKYOのAE4.1とスタンド及び機器に変更はありません。

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先ず、Cross  Talk「白い森の音楽祭」から試聴を始めました。

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ま、まいった…Live感ONKYOAE4.1より上かもしれません (゜o゜)

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低域は16cmですから、それなりですが…。

清吾サックスが、きらびやかに「ちゅうしん蔵」の中を響き渡ります。ちはるピアノは伸びやかに存在感が!! 「リアル」の言葉が当てはまるLive感と言えるでしょう。考えてみれば「フルレンジ」一発です。ネットワークは入っていません。ネットワークによる弊害が全くないフルレンジと、専用設計のエンクロージャーが合致した結果でしょう。

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フジ子さんのオケは弦の引っ掛かりも再現され当初は良い印象でしたが、総奏は限界でしょうか平面的で歪みっぽい音になってしまいました。そう、バスレフポートの風切り音が気になりましたし、風切り音が音の歪みの原因になっているかもしれません。

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ベタ置きから、ONKYOとバーチのインシュレーターをかませ、バスレフポートには…ダンプトのためにティシュを少し詰めました。

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銅でも金属のインシュレーターですから、中高域音は明る目の傾向となりましたが、ダンプトのティシュにより低域は少し締まり、総奏でも解像度は失われずロクハン一発の再生としては満足できる内容でした。いいや、素晴らしい再生だったと思います。ただし、次に天満さんを聴くと…

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パイプオルガンの響きと高さが縮小してしまいました。このバスレフポートは (゜o゜)

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ホッチキスで止まるほど薄くて柔らかい、多分、塩ビ製かプラスチックで作られていました。入力を上げれば、風切り音も出るでしょう。FP-163最低共振周波数(fo)45Hz±7Hzですから、このシステムも、そう低い周波数までの再生は目指していないはずです。使う側として、好みのセッティングで好みの音楽を聴くことが最も大切なのでしょう。

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最後に、内部配線は店主がカナレに変更していたことと

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ビルエバンスでは

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演奏のバックに聴こえる人の話し声が、いやに生々しく感じたことをお伝えし、このシステムの紹介を終わりたいと思います。パワーを入れてガンガン聴くユニットではなく、小~中音量で質の高い音楽再生を目指すのが良いでしょう。

間違い無く名器ですね!! フォステックスのFPシリーズは!!

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次回もお楽しみに♬
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