ヴィンティージ国産スピーカーを聴く №34

DENON  SC-106

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デンマークのピアレス社ユニットを使用したシステムです。SC-306に似ていますが、アッテネーターの位置が異なります。

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サランネットにシミがありますが、各ユニットはMockupで手を入れてあります。

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低域ユニットはラバーエッジに交換し

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スコーカーはコーン紙を着色し、ウレタンエッジに交換。ウレタンエッジの表面は保護剤を塗布してあります。

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高域も断線していたユニットは処理をしてあります。

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エッジを交換してから一年近く聴いていませんでした。今日は9時前に店へ搬入し試聴を開始しました。

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SC-106のインピーダンスは8Ω。MAX入力は100Wです。

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明らかにクラッシック向きと思っていましたが、一応ケイコ・リーも聴いてみました。尚、試聴機はSX-661と変更は全くありません。スタンドの高さも!!

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そんなに悪くない!! 続いて

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クロストークの「白い森の音楽祭」も聴きましたが、いつもどおりでした。店主、日中は用足しで少しバタバタしていました。アンプの電源は入れたままでしたので、夜になって本格的に試聴開始です。

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19時半頃からフジ子さんを聴き始めました。一曲目から聴きましたが、どうしても音が左に寄ります。寄ると言うより、右CHの解像度が低いと言うのが正解だったかもしれません。ソロ楽器が入っている六曲目を聴きますが、SX-661の足元にも及ばない…

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うーん”(-“”-)”  ピアレスと言ってもこの程度か…と聴いていたら、いつの間にイスで寝ていました。

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うとうとから正気にもどったところ、演奏が止まっていたので、また一曲目から聴き直しました。一人ぶつぶつ言いながら聴いていたら、霧が晴れるようにピアノがリアルに響き始めたのです。ステージも木製床であることが分かるようになり、ステージの奥、隅々まで音が回り込むではありませんか(゜o゜)

一瞬、フジ子さんのピアノを弾く顔が見えたような気がしました。どんどん、スピーカーの解像度が良い方向へ上がります。今まで聞いたことのない音まで聴こえてくるではありませんか!! ピアノで聴き取れなかったコントラバスの低域や、瞬間的に音程が外れる音…

最初はDX・THREE-Ⅱのフルレンジ的な鳴り方かとも感じましたが違います。LEAKのような臨場感かとも思いましたが、まったく異なりました。スピーカーの存在がありません  “(-“”-)”

前にあるのは響きの良い「ステージ」そのものです!! 楽器は全て演奏されたとおりに聴こえます。

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先ほど、エッジ交換して放置と書きましたが、まさに試聴でエージングが進んだとしか考えられません.右CHの解像度が飛躍的に向上しました。新品スピーカーのエージングとは少し異なるようですね。

再度、クロストークを聴きました!!

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今まで聴いた中で、最高の演奏を聴けました。清吾さんのサックスがぶっとく響きます。ちはるさんのピアノが繊細に響きます。これは、クロストークのお二人にも聞かせなくては!!

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今回は、DENONのSC-106を紹介いたしました。残念ながら、OTTOのSX-661を上回りました。一番異なる点は、オールマイティの再生です。Jazz・Classic何でも来い👍 素晴らしい、解像度、表現力、立体感。やはり、ホール録音を聴くのが一番ですね。ぜひ、モックアップでお聴きください!!

※このスピーカーシステムは完売いたしました※

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次回もお楽しみに♬
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