店主のひとりごと (・ω・) 1

各シリーズが滞っているのに、また新しいブログ「店主のひとりごと」を始めます…よろしければ中へ!!

令和三年一月十八日 (月)   

「単身赴任」
   たしか、年末年始寒波が過ぎた一月六日(水)から店主は店に疎開していた。今日で十三泊目である。数年に一度の大雪が予想されたからだ。

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自宅の駐車場は狭く、自宅前の道路も私道で除雪車が入らない。自宅から車を出すことが出来なくなると困るのだ。一人住まいをしている店主の母親のところへいつでも行ける体制が欠かせない。発症して十年ほどになるが、彼女は認知症である。アルツハイマーでもなく、レビー小体型と診断されているが進行は非常に緩やかなようだ。

母が住む実家も道が狭く、大雪になると雪の捨て場所が無くなり市の除雪は入るが、降雪が続くと車は直ぐに入れなくなる。介護をお願いしている方々も車で来訪されるので、我々での介護が主体となる。

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日中は妻が徒歩で実家へ。夕方は店主が江南区から秋葉区まで車で向かい、途中から徒歩で実家へ向かった。

今回の豪雪は予め予測されていた。現在は予報が非常に正確だ。日本海寒帯気団集束帯の発生まで予測していた。しかし、豪雪は三連休に合わせるように連日続き、公共交通機関はメタメタになった。除雪体制も含めて後手後手に回ったのである。ある意味では人災かもしれない。

特に一月十二日(火)の朝通勤は悲惨なものであっただろう。今や車の時代である。道路が雪で通れなかったら、行き違いができなかったら渋滞になるのは明らかである。この道路の状況や列車やバスの運休について、誰か警鐘を鳴らしたのか。市町村・公共交通機関は鳴らしたのか。メディアは使ったのか。危機管理の言葉を知っているのかと言いたい。何度、同じことを繰り返すのか。繰り返してきたのか。

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対策は「雪害専任チーム」を作ることである。今のうちに精鋭をそろえて専属に雪害対応の基礎を作るのである。雪害の担当者は春になり雪が消えれば、抱えているルーティンワークに忙殺されて雪害対策どころではなくなってしまう。

人間はとても忘れやすい動物である。

真夏に冬の雪⛄を思い出す人は誰もいない…また、数か月経つと降雪が始まるのに…

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「誕生日」

明日は、息子の三十八回目の誕生日。彼の生まれた「昭和五十九年」も前年の十二月から雪が多かった。残念なことに彼はまだ独身である。まだ、何とか間に合うと思うので、ぜひ良縁に恵まれることを祈りたい。

この年になって思うことがひとつある。店主がこれまで生きてきた意義である。オリンピックでメダルが取れたわけでもなく、偉い人になれたこともなく、これといった功績もない店主に何があるかと考えると、ひとつだけ胸を張れることがあった。息子が生まれて親になれたことと、後継ぎの息子を作れたことである。店主がこの世から消えても、誰も何も思わんだろうし、多分何も残らないだろう。しかし、息子が生きててさえいてくれれば、店主を思い出してくれる。

そう、息子に跡取りがいなければ店主の家は途切れるのである。店主が生きてきた証は、息子に新たな家族を作らせることではないだろうか。少し時間に余裕がない…が…

実は、店主も明日で六十二回目の誕生日である。妻の妊娠中、息子は逆子となり逆子のまま元に戻らないので、妻は帝王切開となった。担当の医師が決定した手術日が私の生まれた日と合致しただけであるが、やはり息子が生まれた日と父親の誕生日が合致することは嬉しいものである。なんせ、息子の誕生日を覚える必要がないからである (笑)

七年前に他界した父と最後に交わした言葉は「親父!! 今日で俺も親父が国鉄を退職した五十五才になったよ。」だった。くしくも、父の命日は一月十九日の翌日、一月二十日であった。合掌

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